男子テニスの8日付世界ランキングが発表され、ウィンブルドンでまさかの2回戦敗退を喫した
R・フェデラー(スイス)は前回の3位から2つ下げ、5位へ後退した。フェデラーがトップ4から転落するのは、2003年6月以来10年ぶりの事となった。
フェデラーは、昨年のウィンブルドンで大会7度目の優勝を飾った。しかし、今年は2回戦で
S・スタコフスキ(ウクライナ)に敗れポイントを大きく失ったため、10年ぶりとなる5位へ転落してしまった。
グランドスラムで歴代最多17のタイトルを獲得しているフェデラーがグランドスラムでベスト8を前に敗れるのは2004年の全仏オープン以来で、その時は3回戦で
G・クエルテン(ブラジル)に敗れた。
またフェデラーが3回戦を前に敗退するのは、グランドスラムでは全仏オープン初戦で敗れた2003年以来10年ぶり、ウィンブルドンでは初戦敗退した2002年以来11年ぶりの事となった。
フェデラーがトップ5へ後退した事により、
D・フェレール(スペイン)が前回4位から自己最高ランクとなる3位へ浮上した。ウィンブルドンでフェレールは、昨年に続きベスト8へ進出したため、ポイントを失わない結果となった。
その他の上位では、1位が
N・ジョコビッチ(セルビア)、2位はウィンブルドンで1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりとなる悲願の地元優勝を果たす快挙を達成した
A・マレー(英国)、3位がフェレール、4位はウィンブルドンでキャリア初のグランドスラム初戦敗退を喫した
R・ナダル(スペイン)となった。
また、ウィンブルドンで自己最高のベスト4へ進出した
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は、
JW・ツォンガ(フランス)を抜き7位へ上昇した。デル=ポトロの自己最高ランクは、2010年1月に記録した4位である。
さらに、グランドスラムで自身初のベスト4進出を果たした
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)は、前回から5つ上げ自己最高の17位となった。
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