- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

マレー、77年ぶりの快挙達成して「何が起きたか覚えてない」<ウィンブルドン>

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は7日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードのA・マレー(英国)が第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 7-5, 6-4のストレートで下し、グランドスラムで2度目のタイトルを獲得すると同時に、1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりとなる悲願の地元優勝を果たす快挙を達成した。

この試合、マレーは9本のサービスエースと36本のウィナーを放った。さらに、ジョコビッチのサービスゲームを7度ブレークし、3時間9分でマレーが勝利した。

試合後、マレーは「昨年とは全然違う。昨年はとても厳しい経験をしたから、優勝出来て嬉しい。想像を絶するほどの厳しい試合だった。よく勝てたと思う。ストレートで勝てて、とても嬉しい。優勝の瞬間は、何が起きたか覚えてない。」と、コメントした。

昨年のウィンブルドンでマレーは大会初の決勝進出を果たすも、決勝でR・フェデラー(スイス)に敗れ、フレッド・ペリー以来となる76年ぶりの地元勢優勝を逃していた。その後マレーは、同年に行われたロンドンオリンピックで金メダル、さらにL・ロブソン(英国)とのミックスダブルスでは銀メダルを獲得。そして、同年の全米オープンではグランドスラム初優勝を飾った。

「ノヴァーク(ジョコビッチ)とは何度も対戦していて、彼が勝つ事が多かった。彼はリードされても、反撃出来る選手。今日も同じ事になりそうだったけど、なんとか勝てた。」

両者は今回で19度目の対戦となり、マレーはジョコビッチとの対戦成績を8勝11敗とした。

地元のファンには「イギリスから優勝者が出てほしいというのは感じていた。喜んでもらえましたか?」と、話した。

26歳のマレーは、今回の優勝でツアー28度目のタイトル獲得となり、キャリア通算の戦績を413勝128敗とした。

また、マレーとジョコビッチの両者が出場したグランドスラムでは、3大会連続の決勝戦となった。2012年の全米オープンはマレーが4時間54分の死闘を制し、グランドスラム初のタイトルを獲得。2013年の全豪オープンではジョコビッチが逆転で勝利し、大会オープン化以降初となる3連覇を達成すると同時に、大会4度目の優勝を飾った。その後の全仏オープンでは、怪我によりマレーは欠場していた。

今年のウィンブルドンでマレーは、B・ベッカー(ドイツ)ルー・イェンスン(台湾)、第32シードのT・ロブレド(スペイン)、第20シードのM・ヨージニにストレートで勝利し、6年連続6度目のベスト8へ進出した。

準々決勝ではノーシードで元世界ランク7位のF・ベルダスコ(スペイン)に2セットダウンからの大逆転勝利、準決勝でも第24シードのJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)を逆転で下し、ジョコビッチとの決勝戦へ駒を進めた。

また、マレーのコーチであるI・レンドル(アメリカ)はグランドスラムで8度優勝をしているが、ウィンブルドンだけはタイトルを獲得する事が出来ず、1986・1987年で2度の準優勝となっていた。

レンドルに向けて、マレーは「イバン(レンドル)のおかげでもある。彼は何もかもやってくれた。彼にコーチをしてもらって優勝出来た事に喜びを感じる。彼は忍耐強く付き合ってくれた。本当にありがとう。」と、話した。

一方、敗れたジョコビッチは、2011年に優勝した時以来となる2度目のウィンブルドン優勝とはならなかった。

ジョコビッチは「アンディ(マレー)、おめでとう。優勝者に相応しいプレーだった。」と、マレーにコメントした。

今年ジョコビッチは、全豪オープンでオープン化以降初となる3連覇達成と大会4度目の優勝を飾った。その後、全仏オープンで4強入りするも、準決勝でR・ナダル(スペイン)に4時間37分の激闘の末に敗れ、キャリア・グランドスラム達成は来年以降に持ち越しとなった。スコアは、4-6, 6-3, 1-6, 7-6 (7-3), 7-9だった。

過去ジョコビッチは、2セットダウンからの大逆転勝ちは3度あったが、今回はマレーにストレートで敗れる結果となった。今大会でジョコビッチは、1セットも落とさずに4強入りした。しかし、準決勝では第8シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に4時間43分の大激闘を強いられ、7-5, 4-6, 7-6 (7-2), 6-7 (6-8), 6-3で勝利し、マレーとの決勝へ駒を進めていた。

そして、今年のウィンブルドンは上位シード勢の早期敗退が続出した。マレーと同じブロック(ボトムハーフ)にいた大会7度の優勝を誇る第3シードのフェデラーと、2008・2010年王者で第5シードのR・ナダルは、3回戦を前に敗れる大波乱に見舞われた。

フェデラーがグランドスラムでベスト8を前に敗れるのは2004年の全仏オープン以来、ナダルのグランドスラム初戦敗退は2001年にプロ転向して以来キャリア初の事だった。

日本勢では、自己最高となる第12シードで出場した錦織圭(日本)は第23シードのA・セッピ(イタリア)に敗れ2年連続となる3回戦敗退、予選3試合を勝ち抜いた添田豪(日本)は2回戦で第9シードのR・ガスケ(フランス)に敗れた。

【マレー vs ジョコビッチ 過去の対戦成績】

<2013年>
・ウィンブルドン決勝 マレー 6-4, 7-5, 6-4 ジョコビッチ

・全豪オープン決勝 ジョコビッチ 6-7 (2-7), 7-6 (7-3), 6-3, 6-2 マレー

<2012年>
・ATPワールド・ツアー・ファイナル ジョコビッチ 4-6, 6-3, 7-5 マレー

・上海マスターズ決勝 ジョコビッチ 5-7, 7-6 (13-11), 6-3 マレー

・全米オープン決勝 マレー 7-6 (12-10), 7-5, 2-6, 3-6, 6-2 ジョコビッチ

・ロンドンオリンピック準決勝 マレー 7-5, 7-5 ジョコビッチ

・ソニー・オープン男子決勝 ジョコビッチ 6-1, 7-6 (7-4) マレー

・ドバイ・デューティ・フリーテニス選手権準決勝 マレー 6-2, 7-5 ジョコビッチ

・全豪オープン準決勝 ジョコビッチ 6-3, 3-6, 6-7 (4-7), 6-1, 7-5 マレー

<2011年>
・シンシナティ・マスターズ決勝 マレー 6-4, 3-0 (途中棄権) ジョコビッチ

・BNLイタリア国際男子準決勝 ジョコビッチ 6-1, 3-6, 7-6 (7-2) マレー

・全豪オープン決勝 ジョコビッチ 6-4, 6-2, 6-3 マレー

<2009年>
・ソニー・オープン男子決勝 マレー 6-2, 7-5 ジョコビッチ

<2008年>
・シンシナティ・マスターズ決勝 マレー 7-6 (7-4), 7-6 (7-5) ジョコビッチ

・ロジャーズ・マスターズ決勝 マレー 6-3, 7-6 (7-3) ジョコビッチ

・モンテカルロ・マスターズ3回戦 ジョコビッチ 6-0, 6-4 マレー

<2007年>
・ソニー・オープン男子準決勝 ジョコビッチ 6-1, 6-0 マレー

・BNPパリバ・オープン男子準決勝 ジョコビッチ 6-2, 6-3 マレー

・マドリッド・マスターズ3回戦 ジョコビッチ 1-6, 7-5, 6-3 マレー


《ウィンブルドン 男女対戦表》


■関連記事■

《77年ぶりの地元優勝へあと1勝のマレー、残すは王者戦<ウィンブルドン>》

《4時間43分の大激闘、ジョコビッチが王者の底力発揮<ウィンブルドン>》

《「信じられないような試合」で王者に敗れたデル=ポトロ「やっぱり悲しい」<ウィンブルドン>》

《元世界7位に追い込まれたマレー、全英で2度目の大逆転<ウィンブルドン>》

《「呪い」の1週目、フェデラーやナダルが餌食に<ウィンブルドン>》

《錦織「考えるだけでは勝てない」、次回は7月末の大会<ウィンブルドン>》

《復活の添田「格別に気持ち良い瞬間でした」<ウィンブルドン>》



■関連動画■

《フェデラーが芝のコートで躍動!ATP男子ツアーマガジンVol.176》

《芝のシーズンが開幕!好スタートを切ったのはどの選手だ!?ATP男子ツアーマガジン Vol.176》
(2013年7月8日2時06分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

11月21日

【告知】横浜慶應チャレンジャー2回戦 (20時33分)

伊藤あおい/齋藤咲良ペア 初戦突破 (19時58分)

ラファエル・ナダル 記録一覧 (18時41分)

あなたも日本テニス界を盛り上げる一員に! (17時02分)

残り3日でまだ1回戦 (15時41分)

クリロナら ナダル引退惜しむ (14時19分)

大坂なおみ カムバック賞の候補に (12時10分)

ドイツ快勝、カナダ下し4強入り (9時57分)

イタリア 11年ぶり5度目のV (8時34分)

11月20日

【20周年特別企画】総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合 (17時44分)

アルカラス「ラファは一人しかない」 (13時16分)

躍進スロバキア 米・豪・英下し決勝へ (12時21分)

ナダル引退「本当にありがとう」 (10時38分)

ナダル「一生懸命夢に向かえばそれが叶う」 (8時48分)

スペイン敗北 ナダルは引退へ (8時05分)

アルカラス 意地のストレート勝利 (5時12分)

ナダル撃破「本当に特別な試合」 (4時17分)

ナダル 引退大会で黒星も闘志 (3時15分)

【1ポイント速報】ナダル 引退大会でシングルス出場 (0時29分)

11月19日

伊藤あおい 快勝で初戦突破 (22時01分)

島袋将 ストレート負けで初戦敗退 (20時26分)

坂本怜 シード撃破「優勝が目標」 (19時14分)

フェデラー 引退ナダルに長文メッセージ (17時45分)

18歳の坂本怜 慶應チャレンジャー初戦突破 (15時15分)

【1ポイント速報】慶應チャレンジャー1回戦 (15時12分)

デ杯で引退も「他選手と同じように…」 (14時46分)

内山靖崇 2時間半超え熱戦の末初戦敗退 (13時52分)

TOPプロの熱戦を目の前で BLUE SIX HEAT JAPAN 2024 (11時54分)

望月慎太郎 快勝で初戦突破 (11時19分)

熱戦制した伊 2年連続決勝へ (9時48分)

ナダル「理想的な別れというものはない」 (8時32分)

【動画】ナダル 生涯のハイライト全て振り返る (0時00分)

11月18日

清水悠太 第4シード撃破し初戦突破 (20時55分)

今村昌倫 母校で5年ぶり初戦突破 (19時38分)

錦織圭 全豪OP本戦入りは微妙な状況 (18時52分)

「アシックスしか考えていない」世界ランク56位※、内島萌夏、全仏と全米で初戦突破(※2024年11月10日現在) (17時30分)

主審として30年以上 キャリアに終止符 (13時55分)

昨年Vに快勝 イギリス4強へ (12時17分)

ATP最終戦 2030年までイタリア開催 (10時44分)

ドイツ人ペアとして最終戦初V (9時25分)

準V『世界5位』に自信「前回と違う」 (7時57分)

38年ぶり快挙 シナーが偉業V (6時41分)

シナー 最終戦初V、全勝優勝の快挙 (5時32分)

【動画】引退が決まったナダルと抱き合うアルカラス (0時00分)

【動画】引退のナダル 国歌斉唱で感極まり思わず涙ぐむ (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!