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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)は15日、シングルス2回戦が行われ、昨年のチャンピオンで第5シードのR・ナダル(スペイン)がF・フォニュイーニ(イタリア)を6-1, 6-3のストレートで下し、大会連覇へ幸先の良いスタートを切った。
今大会は上位シード8選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が今大会の初戦だったナダルは「勝つために、正しい試合が出来たと思う。出だしでは彼(フォニュイーニ)のミスが目立ったけど、自分は積極的なプレーをしたんだ。」と、試合を振り返った。
A・マレー(英国)、S・ワウリンカ(スイス)、JW・ツォンガ(フランス)らが大会から姿を消した事について聞かれたナダルは「何も変わりはないよ。彼等が去ってとしても、素晴らしい選手達がまだたくさんいる大会。どんな試合でも、ある選手が負けて、ある選手が勝つ。このマスターズ大会には、世界のトップ50の選手達ばかりがいる。ワウリンカは既に2大会で決勝進出していたから当然疲労があるし、ツォンガは厳しい試合を強いられた。マレーは怪我をしてしまったようで、早い回復を願うよ。」と、厳しい大会である事を語った。
ナダルは準々決勝進出をかけて、V・トロイキ(セルビア)を6-1, 6-1のストレートで退けたE・ガルビス(ラトビア)と3回戦で対戦する。
ガルビスについて、ナダルは「明日は、とても危険な選手と対戦する。彼(ガルビス)は、とても良いプレーをしているし、今季は好調を続けている。今年インディアンウェルズで対戦したけど、厳しい試合を強いられた。とても攻撃的で、ビッグサーブとベースラインからのビッグショットを持っているんだ。勝つチャンスを掴むためには、自分も最高のプレーをする必要がある。」とナダルは、対戦を警戒していた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●A・マレー(3) vs. ○M・グラノジェルス(スペイン), 3-6, 7-6 (7-5), 0-0 (途中棄権)
○D・フェレール(スペイン)(4) vs. ●F・ベルダスコ(スペイン), 5-7, 7-5, 6-3
○R・ナダル(5) vs. ●F・フォニュイーニ, 6-1, 6-3
●JW・ツォンガ(8) vs. ○J・ヤノヴィッツ(ポーランド), 4-6, 6-7 (5-7)
●S・ワウリンカ(15) vs. ○A・ドルゴポロフ(ウクライナ) (途中棄権)
●錦織圭(日本)(16) vs. ○J・シャーディ(フランス), 4-6, 1-6
●M・ヨージニ(ロシア) vs. ○G・シモン(フランス), 5-7, 3-6
○B・パイユ(フランス) vs. ●J・ベネトー(フランス), 6-7 (3-7), 6-4, 7-6 (7-4)
●A・ラモス(スペイン) vs. ○P・コールシュライバー(ドイツ), 4-6, 1-6
●V・トロイキ vs. ○E・ガルビス, 1-6, 1-6
今大会の優勝賞金は50万1,700ユーロ。
《BNLイタリア国際男女 ドロー表》
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