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男子テニスツアーのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、賞金総額157万5875ユーロ、インドアハード)は13日、シングルス1回戦が行われ、第4シードのR・ガスケ(フランス)がV・トロイキ(セルビア)を7-6 (7-3), 6-1のストレートで下したものの、第6シードのA・セッピ(イタリア)は予選を勝ち上がったM・バッヒンガー(ドイツ)に3-6, 4-6のストレートで敗れ、大会から姿を消した。
世界ランク10位のガスケは同40位のトロイキに、第1セットは1度ずつのブレークからタイブレークへ。そのタイブレークを7-3で制したガスケは、第2セットでトロイキを圧倒。1時間23分のストレートで勝利し、順当に2回戦進出を果たした。
敗れたトロイキは、これでトップ10選手との対戦成績を3勝44敗と、さらに負け越してしまった。先週ガスケは、祖国フランスで行われた南フランス・オープンで今季2度目の優勝を飾り、この日もその好調を維持していた。
一方、世界ランク18位のセッピは、同125位のバッヒンガーに対し1度もブレークする事が出来ず、各セットで1度ずつのブレークを許し、1時間12分で敗退。バッヒンガーは、この試合で11本のサービスエースを記録し、セッピに4度のブレークポイントを握られるも、それを全てしのいでシードダウンを演出した。
ガスケはM・バグダティス(キプロス)と、バッヒンガーはJ・ニエミネン(フィンランド)とそれぞれ2回戦で顔を合わせる。
この日の1回戦で、バグダティスはB・パイユ(フランス)と対戦。しかし、バグダティスが6-0, 6-7 (3-7), 4-0とリードしたところで、パイユは体調不良を訴え試合続行が不可能となり棄権。バグダティスは、労せず2回戦進出を果たした。
また、この日行われた2回戦では第5シードのG・シモン(フランス)が予選を勝ち上がったM・ヴィオラを6-3, 6-1と危なげなく下し、準々決勝進出を果たした。
世界ランク14位のシモンは、同145位のヴィオラに第1セットでこの試合唯一のブレークを許すも、第1セットで2度、第2セットでは3度のブレークに成功し、1時間11分で圧倒しベスト8入りを果たした。
残りの2回戦では、G・ディミトロフ(ブルガリア)がN・ダビデンコ(ロシア)を7-5, 6-3で、J・ベネトー(フランス) がV・ハネスク(ルーマニア)を6-1, 6-3と、いずれもストレートで下し、8強入りを決めた。
シモンはI・セイスリン(オランダ)とM・クリザン(スロバキア)の勝者と、ディミトロフは第4シードのR・ガスケとM・バグダティスの勝者と、ベネトーは第1シードのR・フェデラー(スイス)と主催者推薦のT・デ=バッカー(オランダ)の勝者と準々決勝で顔を合わせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
○R・フェデラー(1) vs. ●G・ゼミヤ(スロベニア), 6-3, 6-1
○R・ガスケ(4) vs. ●V・トロイキ, 7-6 (7-3), 6-1
●A・セッピ(6) vs. ○M・バッヒンガー, 3-6, 4-6
●B・パイユ vs. ○M・バグダティス, 0-6, 7-6 (7-3), 0-4 (途中棄権)
【2回戦】
○G・シモン(5) vs. ●M・ヴィオラ, 6-3, 6-1
○J・ベネトー vs. ●V・ハネスク, 6-1, 6-3
●N・ダビデンコ vs. ○G・ディミトロフ, 5-7, 3-6
今大会の優勝賞金は30万5000ユーロ。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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