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男子テニスツアーのABNアムロ世界テニス・トーナメント（オランダ/ロッテルダム、賞金総額１５７万５８７５ユーロ、インドアハード）は１２日、シングルス１回戦５試合が行われ、第２シードのＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）がＧ・モンフィス（フランス）を6-3, 6-4のストレートで下し、順当に初戦突破を決めた。

世界ランク７位のデル=ポトロは、怪我でランキングを下げている元世界ランク７位のモンフィスに対して、２度握られたブレークポイントをしのぎ、各セットで１度ずつのブレークに成功、７１分の快勝でデル=ポトロに軍配があがった。

「初戦でモンフィスと対戦しなければならないというのは、とても厳しい１回戦だった。それでも、終始集中して試合を進められて良いプレーが出来た。最後の最後までしっかり戦い抜けた事には、自信を持つ事が出来るし、次の試合の励みにもなる。彼は、怪我で数ヶ月のツアー離脱を余儀なくされていて、今はかつてのレベルを取り戻そうとしている段階。きっと、すぐにトップ１０入りするプレーが出来ると感じた。」

と語るデル=ポトロは、昨年は決勝戦でＲ・フェデラー（スイス）に敗れるも準優勝を飾っていた。今季、この大会が２戦目のデル=ポトロは、全豪オープンでまさかの３回戦敗退。昨年は、４回のツアー優勝を飾ったデル=ポトロはそのうち、３回がインドアハードコートでの優勝で、インドアハードとは相性が良い。

その相性の良いこの大会で、今季初優勝を狙うデル=ポトロは、準々決勝進出をかけて予選を勝ち上がったＥ・ガルビス（ラトビア）と対戦する。ガルビスはこの日、Ｒ・ハース（オランダ）を6-2, 6-1で一蹴しての勝ち上がり。

この日行われた試合結果は以下の通り。

○Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ(2) vs. ●Ｇ・モンフィス, 6-3, 6-4
●Ｍ・ヨージニ（ロシア） vs. ○Ｔ・デ=バッカー（オランダ）, 6-3, 6-7 (2-7), 1-4 (途中棄権)
○Ｅ・ガルビス vs. ●Ｒ・ハース, 6-2, 6-1
○Ｊ・ベネトー（フランス） vs. ●Ｔ・カムケ（ドイツ）, 6-3, 6-2
○Ｊ・ニエミネン（フィンランド） vs. ●Ｄ・ゴファン（ベルギー）, 6-0, 6-0

今大会の優勝賞金は３０万５０００ユーロ。


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(翻訳・記事/弓削忠則)