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HEAD JAPANは新作ラケットのプロトタイプを発表し、Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）が翌年１月に行われる全豪オープンで使用する予定であると公表した。プロモーション動画にはジョコビッチが出演しており、新作ラケットのプロトタイプを内密に受け取り、黒いシートに囲まれたコートで練習をするジョコビッチの姿を捉えている。

今シーズン世界ランキング１位からはじまったジョコビッチは、１月に行われた全豪オープンで優勝、全仏オープンではナダルに破れるも準優勝を飾るなど好調なスタートを切った。しかしオリンピックではＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）に銅メダルを譲り、ウィンブルドンでＲ・フェデラー（スイス）に準決勝で敗れると、世界ランキングを２位に落とし王者の座を引き渡すこととなった。

世界一になると感情的になるというジョコビッチは「苦労してきたことが思い出され、それらが報われる瞬間。最高のゴールだ。」と語った。

その後８月に行われたシンシナティ・マスターズで準優勝、全米オープンでは決勝でマレーに敗れ準優勝となるも、その後に行われた上海マスターズではマレーを下して優勝を飾るなど、順調に勝利を上げてきたジョコビッチは、ATPツアー・ファイナルで世界ランキング１位に返り咲き、その大会優勝も収め、今年も最終ランキング１位でシーズンを終えることとなった。

「タイトル、イベント、オリンピックととても忙しかったけど良い年だった。」とジョコビッチが１年を振り返る。