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女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額216万6400ドル、クレー)は17日、シングルス3回戦7試合が行われ、第9シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)とV・ウィリアムズ(アメリカ)の姉妹が揃って勝利、ともにベスト8入りを決めている。
この日の試合で妹のセリーナはA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-3, 6-1で下し、チャールストンとマドリッドでの優勝を含む連勝記録を16に伸ばしている。
第1セットを先取したセリーナは、第2セットでも世界ランク31位のメディーナ=ガリゲスから序盤でブレークを奪うなど圧倒するが、4-1とリードした場面でトレーナーをコートに呼び、左足首のテーピングをやり直してもらう。その後、セリーナはあっさりと2ゲームを連取、1時間16分でベスト8入りとなった。
第2セットでトレーナーを読んだことについてセリーナは「テーピングを緩くしたかったのです。だからトレーナーを呼んで、テーピングをし直してもらいました。きつすぎました。」とコメントしている。
また10日後に迫った全仏オープンについてセリーナは「良い感触ですし、クレーでたくさん練習を積んできました。また今日は良く走りましたし、準備はできています。全く疲れていませんし、気分も良いです。」と、万全の体調をアピールした。
一方で姉のヴィーナスは、第5シードのS・ストザー(オーストラリア)を6-4, 6-3で下している。
サービスキープがわずかに3ゲームのみというブレーク合戦となった第1セットを制したヴィーナスは、第2セットは1-3と劣勢に立たされながらも逆転、1時間32分でストザーを振り切った。
7ヶ月に及ぶ闘病生活から今年3月に復帰していたヴィーナスは「私にとって全ての試合がレッスンでありチャレンジです。全ての勝利は素晴らしいものだと今は思っています。たくさんのものに慣れる必要がありますし、まだ手探りの状態です。週の初めのうちは調整ばかりです。」と、自らの状態についてコメントしている。
「できることは、落ち込んだ時でも前向きになることだけです。」とコメントしたヴィーナスは、準々決勝でM・シャラポワ(ロシア)と対戦する。第2シードのシャラポワは、2008年の全仏女王である第13シードのA・イバノビッチ(セルビア)を7-6 (7-4), 6-3で破り、ベスト8入りを決めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
P・クヴィトバ(チェコ共和国) (4) ○-× S・シルステア(ルーマニア), 6-2, 5-7, 6-2
N・リー(中国) (8) ○-× C・シーパース(南アフリカ), 7-6 (7-3), 6-2
A・クルベール(ドイツ) (12) ○-× J・ジョルジュ(ドイツ), 6-4, 6-1
F・ペネッタ(イタリア) ○-× P・ツェトコフサ(チェコ共和国), 6-0, 6-1
今大会の第1シードであるV・アザレンカ(ベラルーシ)は2回戦を勝利した後、右肩の故障を理由に大会を棄権。その結果、3回戦で対戦する予定だった第14シードのD・チブルコワ(スロバキア)が不戦勝でベスト8入りとなっている。
今大会の優勝賞金は38万5000ドル。
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