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男子テニスツアーのクレムリン・カップ(ロシア/モスクワ、賞金総額72万5000ドル、ハード)は23日、シングルス決勝が行われ、第1シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)が第2シードのV・トロイキ(セルビア)を6-4, 6-2のストレートで撃破、今季2勝目となるタイトルと優勝賞金13万2160ドルを手に入れた。
今年9月のクアラルンプール大会でキャリア初タイトルを獲得していたティプサレビッチは、第2セットで今大会のディフェンディング・チャンピオンであるトロイキから2度のブレークに成功すると、第8ゲームをラブゲームでキープ、1時間28分でセルビア勢対決を制した。
マッチポイントが決まった直後、敗れたトロイキはティプサレビッチがネットまで来るのを待ちきれずにネットを飛び越えると、親友の優勝をともに喜んだ。さらに、試合後の記者会見には2人で出席していた。
その様子について「まるでデビスカップのようだね。」とティプサレビッチはコメントしている。
お互いにとって、ツアー決勝で親友と対戦することは簡単なことではなかったようだ。
「序盤はとても奇妙でした。」とトロイキ。「男子ツアーでも、女子ツアーでも史上初のセルビア人同士の決勝でした。2人ともベストを尽くしましたが、今日はヤンコの方が良いプレーでしたし、優勝にふさわしいと思います。試合の前でも後でも、僕らは友達です。」
対するティプサレビッチも、トロイキに対して集中力を高めることに苦労していた。
トロイキとの対戦成績を1勝1敗としてティプサレビッチは「試合の序盤は特に大変でした。どちらも本当にボールを叩けていませんでした。僕らはコートを走り回って、何とか返球するというプレーでした。接戦となった第1セットでは、重要なポイントで僕の方が精神的に勝っていました。第2セットで自分のプレーができました。」と、試合を振り返った。
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