男子テニスツアーのモビスター・オープン（チリ/ヴィニャ・デル・マール、賞金総額３９万８２５０ドル、クレー）は日曜日に決勝戦を行い、第６シードのＴ・ロブレド（スペイン）が第８シードのＳ・ヒラルド（コロンビア）を6-2, 2-6, 7-6 (7-5)のスコアで振り切り、ＡＴＰツアー１０勝目を挙げた。ロブレドは優勝賞金６万８８５０ドルを獲得した。
試合後、ロブレドは「１０というのはとても切りのよい、いい数字です。トロフィーを掲げることができて最高の気分です。」と話した。
一方、惜しくも敗れたヒラルドは、第１セットを落とした後、第２セットを奪い返し、波の乗って第３セットも５－２と大きくリードしていた。
しかしそこから５－５まで追いつかれると、試合は結局タイブレークへ。最後は経験で勝る２８歳のロブレドがタイブレークを７－５で奪うと、そのまま試合に終止符を打った。２３歳のヒラルドは今回がツアー初の決勝進出だった。
ロブレドはヒラルドの経験不足について次のように話していた。「第３セットの５－３からのサービスゲームで、彼は少し攻撃の手を弱めていました。ボールを入れにいっていたので、長いラリーに持ち込むことができ、再び波に乗ることができました。それまで彼は強打で攻撃的だったので、自分のプレーができていませんでした。」と、終盤での変化について語った。
ロブレドは今シーズンは好調で、今季の戦績を９勝２敗としている。全豪オープンでは、世界ランク２位のＲ・フェデラー（スイス）に敗れたものの、４回戦まで勝ち進んでいる。
またヒラルドも今季好調で、ツアーベスト４以上への進出はすでに２度目。年初のオークランドの大会でも、フェデラーに敗れたもののベスト４入りを果たしていた。またブリスベンの大会ではベスト８入りを果たし、全豪では２回戦でＭ・チリッチ（クロアチア）に敗れたものの、今季の戦績を１０勝４敗としている。
（2011年2月7日10時37分）
アルカラス 熱戦制し芝初戦突破 
