30日に開幕するテニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は16日、女子シングルスのエントリーリスト(出場予定選手)を更新し、世界ランク101位の
A・カリニナ(ウクライナ)の欠場を発表。これにより、同109位の
伊藤あおいが繰り上がりで本戦入りすることとなった。伊藤はこれが四大大会の本戦初出場となる。
>>大坂 なおみvsサムソノヴァ 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ、サバレンカ、ガウフら ベルリン テニスOP組合せ<<21歳の伊藤は昨年の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/大阪・モリタテニスセンター靱、ハード、WTA250)で予選を勝ち抜きツアー本戦初出場を果たすと、いきなりベスト4に進出する活躍をみせた。
その後もツアー下部のITF大会で着実に結果を残した伊藤は、今季の開幕戦となったワークデイ キャンベラ国際(オーストラリア/キャンベラ、ハード、WTA125)でWTA125の大会を初制覇した。
そして、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会の予選に初めて出場。しかし、同大会では予選1回戦で
石井さやかに屈し、初の本戦入りはお預けとなった。
その後、伊藤は5月5日に更新されたWTA世界ランキングで自己最高位となる100位となり、トップ100入りを果たした。
先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で2度目の四大大会予選に出場した伊藤だったが、全豪オープンに続き予選1回戦で敗れ本戦入りとはならなかった。
その伊藤は、先月公開されたウィンブルドンのエントリーリストで本戦の補欠1番手に名を連ねており、本戦に欠場者が出た場合は繰り上がりで本戦に出場することになっていた。
そして今回、エントリーリストが更新され、カリニナの欠場により伊藤の四大大会本戦初出場が決まった。
昨年のジャパンオープンの会見で今後のテニス選手としての目標を問われた際に「テニスプレーヤーとしてはグランドスラムに出てみたいというのはありますけど、プロになった1番の目標が賞金のためなので、賞金を老後生きていけるだけ稼いで、できれば素早く引退しようかなと思っています」と語っていた伊藤。今回、まずはグランドスラム出場という目標を1つ叶えた。
なお、ウィンブルドン本戦1回戦に出場することで伊藤が得る賞金は6万6,000ポンド。現在のレートで約1,300万円となり、仮に初戦に勝利すると賞金は9万9,000ポンド(約1,940万円)となる。優勝賞金は300万ポンド(約5億8,900万円)となっている。
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