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女子世界ランク3位のK・クレイステルス(ベルギー)と、同12位のJ・エナン(ベルギー)が2012年に行なわれるロンドン五輪のテニス競技に、ダブルスのペアとして出場するというプランがあることが明らかになった。
2人合わせてグランドスラム10勝を誇るベルギーのスターである2人は木曜日に行なわれた記者会見で、このアイデアを披露したもののスケジュールの調整が難しいことも示唆している。
今季のUSオープンを制しているクレイステルスは「オリンピックのためにも、素晴らしいことだと思います。」と語ると、2012年が最後のシーズンになる可能性があることを付け加えながら「そういった方法で終えるのも良いかと思います。」と述べた。
27歳のクレイステルスは意外にもこれまでにオリンピックに出場した経験がない。一方で28歳のエナンは、2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得している。
ともにベルギー出身で年齢も近い2人だが、お互いに親しい友人ではないことを過去に認めている。しかし、木曜日に行なわれたエキシビション・マッチを前に、エナンは2012年については前向きに考えていることを明かしている。
この日が肘を負傷したウィンブルドン以来の試合となったエナンは「出場については本当に前向きに考えています。私達はもう考え始めています。この件に関しては、全てがオープンです。」とコメントしている。
この日、ベルギーのアントワープで行なわれたエキシビション・マッチは、クレイステルスがエナンを6-1, 3-6, [10-5]の接戦で下している。
エナンとクレイステルスは、2006年のフェドカップ準々決勝でもダブルスに出場している。またお互いのキャリアが始まったばかりの1999年には、ダブルスのペアとして3大会に出場している。
クレイステルスとエナンのキャリアには、共通点がいくつかある。お互いに世界ランク1位になった経験があり、さらに1度ツアーから引退した後で現役復帰している。
2010年シーズンのクレイステルスは、USオープンで2連覇を達成するとツアー最終戦でもタイトルを獲得、年度最優秀選手に選出される活躍を見せていた。
対するエナンは今季初めからツアーに復帰すると、年初の全豪オープンでいきなりの準優勝を飾る。その後も順調に勝ち星を重ねていったが、ウィンブルドン4回戦で肘を負傷し、その後のスケジュールを全てキャンセルしていた。
コンディションについて聞かれたエナンは「100%になっていないのは確かです。だけど、私が始めたポジションを考えると、今の状況には満足しています。時々、もうトップには戻れないと思うこともありました。」と語った。
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