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女子テニスツアーのブリスベン国際女子（オーストラリア/ブリスベン、賞金総額２２万ドル、ハード）は６日、シングルス２回戦残り４試合が行われ、今大会で復帰を果たしたＪ・エナン（ベルギー）が予選を勝ち上がったＳ・カラタンチェバ（ブルガリア）を6-4, 6-3のストレートで下すなど、ベスト８が出揃った。

これまでグランドスラム７大会で優勝を誇るエナンだったが、この日は自身最初のサービス・ゲームをブレークされるなど序盤にリードを許した。力強いストロークで攻めるカラタンチェバに対し徐々に集中力を高め、第８ゲームでブレーク・バックを奪うと試合の主導権がエナンへと移って行った。

ナイトマッチに組まれていたこの試合で、復帰後初となる夜の試合をプレーしたエナン。「復帰してまだ２試合目。結果として勝利を挙げることができた。お陰で３試合目を明日行う機会に恵まれたの。十分、自信に繋がったわ。今日はコートで守りの重要さを痛感したし、守らなければならない時にそれができた試合だった。」と試合を振り返って自信を高めていた。

１回戦では第２シードのＮ・ペトロワ（ロシア）を下し、２００８年５月以来の復帰戦を勝利で飾ったエナン。２７歳の彼女はベスト４入りを懸けて第７シードのＭ・シンク（ハンガリー）と対戦する。

その他の試合では、第４シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）がＡ・サバイ（ハンガリー）を6-3, 6-1で倒したが、第６シードのＡ・ウズニアッキ（カナダ）はＬ・サファロバ（チェコ共和国）に3-6, 1-6で敗れた。Ａ・パブリュチェンコワ（ロシア）はＲ・ビンチ（イタリア）を1-6, 6-4, 6-1の逆転で下した。

ハンチュコバはＡ・ペトコビッチ（ドイツ）と、サファロバは第１シードのＫ・クレイステルス（ベルギー）と、パブリュチェンコワは第３シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）とそれぞれ準々決勝を行う。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。