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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、賞金総額200万ドル、ハード)は18日、シングルス2回戦2試合が行われ、予選から勝ち上がってきたK・ボンダレンコ(ウクライナ)が、第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)を1-6, 7-5, 6-4の逆転で破る波乱が起きた。
1997年以来、今大会に出場している世界ランク3位のヴィーナスであったが、この日は同64位のボンダレンコに足元をすくわれる結果となった。ヴィーナスは今回で3度目の出場だが、1度も勝利を上げたことがない。
まさかの早期敗退を喫したヴィーナスは「この大会ではもっと勝ち進むことを想定していたわ。ここには多くのファンもいましたし、とても残念です。」と無念のコメントを残している。
一方、グランドスラム7勝を誇る元女王から金星を上げたボンダレンコは「本当に良いプレーが出来ました。ファーストセットは彼女のパワーの前になす術がなかったけど、残りのゲームはボールを返すことに集中したわ。」と勝利の秘訣を語った。
この日の試合でヴィーナスは、第1セットこそ簡単に奪取したものの、第2セット以降はボンダレンコの粘り強いプレーに3度のブレークを許してしまう。ファイナルセットに入っても、ボンダレンコの粘りの前にリズムを見出せないヴィーナスは、このセットで決定的なブレークを許すと、2時間3分で今大会を終えた。
「彼女は良いプレーをしていた。彼女は本当に堅実なプレーをし始めたの。残念なことに私はエラーが多すぎました。もう少しキレイな試合展開に持って行きたかったわ。」とヴィーナスは試合を振り返った。
A・サバイ(ハンガリー)とA・ラドワンスカ(ポーランド)の2回戦の勝者と3回戦で対戦するボンダレンコは、この試合を「ただの試合」と最初は言いつつも「この勝利は大きいわ。相手がヴィーナスなんですもの。」と自信を深めた様子だった。
もう一方の2回戦ではS・ストザー(オーストラリア)が今年の全仏女王で第6シードのS・クズネツォワ(ロシア)を6-4, 6-3で下し、3回戦に進出している。
この日はシングルス1回戦12試合も行われており、今大会が復帰第2戦となる元女王のK・クレイステルス(ベルギー)が、E・バルタチャ(英国)に6-3, 6-4で快勝しているほか、第11シードのA・イバノビッチ(セルビア)はM・リバリコワ(スロバキア)に2-6, 6-3, 6-2の逆転勝利を収め、初戦突破を決めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
女子シングルス 第一回戦
V・アザレンカ(ベラルーシ) (9) ○-× S・ポン(中国), 6-3, 6-3
F・ペネッタ(イタリア) (12) ○-× M・キリレンコ(ロシア), 6-3, 6-3
D・チブルコワ(スロバキア) (16) ○-× S・エラーニ(イタリア), 6-4, 6-2
A・クドリャフツェワ(ロシア) ○-× J・コイン(フランス), 2-6, 6-1, 7-6 (8-6)
L・サファロバ(チェコ共和国) ○-× K・カネピ(エストニア), 6-4, 7-6 (7-3)
S・ペア(イスラエル) ○-× M・ニクルスク(ルーマニア), 6-4, 4-6, 7-6 (7-4)
Y・シュウェドワ(カザフスタン) ○-× D・ハンチュコバ(スロバキア), 7-6 (7-1), 7-6 (7-4)
鄭潔(中国) ○-× E・ヴェスニナ(ロシア), 6-3, 6-2
V・ラッツァーノ(フランス) ○-× E・マカロバ(ロシア), 6-7 (3-7), 6-0, 6-2
A・クレイバノワ(ロシア) ○-× A・ウズニアッキ(カナダ), 6-4, 6-4
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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