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テニスのグランドスラム大会である全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会8日目の31日、女子シングルス4回戦が行われ、第9シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が、ディフェンディング・チャンピオンで第8シードのA・イバノビッチ(セルビア)を6-2, 6-3のストレートで退け、初のグランドスラム大会ベスト8に進出した。
19歳のアザレンカはこの試合、第1セットを35分で先取すると、第2セットでは序盤で2度のブレークに成功し4竏窒Oと大きくリード、その勢いのままに昨年覇者のイバノビッチを退け、四大大会で初めてとなる8強入りを果たした。
世界ランク9位のアザレンカは準々決勝で、同1位のD・サフィーナ(ロシア)と対戦する。第1シードとして今大会に出場しているサフィーナは、初戦で杉山愛(日本)を破ったA・レザイ(フランス)を6-1, 6-0と、わずか53分で圧倒しベスト8入りを決めた。
昨年は準優勝に終わっていたサフィーナは、第1セットの第3ゲームから11ゲームを連取、レザイに反撃するスキを与えなかった。この結果サフィーナは、4回戦を勝ち上がるまでに5ゲームしか失わず、獲得した8セットのうち4セットをベーグルで獲得している。
この結果についてサフィーナは「準々決勝に進むまでに5ゲームしか失っていないなんて驚いています。悪い感覚ではないですし、もしこの調子であれば、もっと勝ち進めるでしょう。」とコメントした。
今年に入り世界ランク1位の座を手に入れたサフィーナだが、昨年の全仏決勝ではイバノビッチに、今年の全豪の決勝ではS・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れ、いまだにグランドスラムのタイトルには手が届いていない。
しかし、世界1位になってから物事が簡単になったとサフィーナは述べている。「私にとって大きすぎるプレッシャーでした。負けないためにコートに行くようでしたし、もちろん負けることを恐れては勝つのが難しくなります。だから世界1位になってから、そのことは忘れることにしました。私は居たいところに居るというようにです。今はコートに出て、試合をしたいだけです。」と世界ランク1位になることについて語った。
第20シードのD・チブルコワ(スロバキア)は、第29シードのA・サバイ(ハンガリー)を6-2, 6-4で下し、四大大会で初の準々決勝進出を果たしている。20歳のチブルコワは、第2セットで5ゲームを連取し5竏窒Qとリードすると、サバイに1度だけブレークバックを許したが、自らのサービスゲームである第10ゲームをキープして勝利を決めた。
世界ランク19位のチブルコワは準々決勝で、元女王のM・シャラポワ(ロシア)と対戦する。右肩の手術から復帰したシャラポワは、第25シードのN・リー(中国)を6-4, 0-6, 6-4のフルセットで下し、ベスト8進出を決めた。
今大会の優勝賞金は106万ユーロ。
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