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男子テニスツアーのマスターズ１０００シリーズであるＢＮＰパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額４５０万ドル、ハード）は１６日、シングルス３回戦が行なわれ、第２シードのＲ・フェデラー（スイス）が、第２７シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）に7-6 (7-4), 6-3で勝利し、４回戦進出を決めた。

全豪オープン決勝で、世界ランク１位のＲ・ナダル（スペイン）に敗れ、その後は後背部の故障に悩まされていたフェデラーは、今大会がそれ以来となる大会出場となる。

７３分でカルロビッチくを下したフェデラーは「彼はタフな対戦相手だよ。彼はランキング下位の選手に対しては強さを発揮すると思う。なぜならチャンスが沢山あるからね。だけどトップ選手を相手にした場合は、わずかなショットの差が勝敗を分けるだけに、それほどでもない。彼との７勝１敗という対戦成績には満足しているよ。」とカルロビッチについて語った。

今大会４度目の優勝を狙うフェデラーは、ベスト８入りを懸けて、第１７シードのＦ・ゴンサレス（チリ）と対戦する。世界ランク１７位のゴンサレスは、第１３シードのＪ・ブレーク（アメリカ）を7-5, 6-1で下し、４回戦進出を決めている。

第４シードのＡ・マレー（英国）は、第３２シードのＰ・Ｈ・マチュー（フランス）を6-3, 6-2で下し、順当に４回戦に進出した。「１回戦よりも良いショットを打てた。必要なときにビッグサーブが出たし、動きも良かった。何ゲームかは集中力が落ちたけど、それ以外はとても堅実な試合だった。」

今季すでに２大会で優勝しているマレーは、４回戦で第１５シードのＴ・ロブレド（スペイン）を迎え撃つ。ロブレドは、第１９シードのＭ・チリッチ（クロアチア）に7-5, 7-6 (7-2)で勝利し、４回戦進出を決めた。

この他の試合の結果は以下の通り。

Ｉ・リュビチッチ（クロアチア） ○-× Ｇ・シモン（フランス） (8), 6-3, 7-6 (7-3)
Ｆ・ベルダスコ（スペイン） (10) ○-× Ｒ・ガスケ（フランス） (23), 6-3, 6-2
Ｉ・アンドレエフ（ロシア） (22) ○-× ＪＷ・ツォンガ（フランス） (11), 7-5, 6-4
Ｐ・コールシュライバー（ドイツ） ○-× Ｎ・ラペンティ（エクアドル）, 6-2, 3-6, 6-3

今大会の優勝賞金は６０万５５００ドル。