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女子テニスツアーのジェネラーリ女子(リンツ/オーストリア、賞金総額60万ドル、ハード)は23日に、シングルス2回戦6試合を行い、第1シードのA・イバノビッチ(セルビア)が、S・バンマー(オーストリア)を6-4, 6-2で下すなど、シード勢がベスト8へ進出を決めた。
全仏オープンで、自身初となるグランドスラム優勝を飾ったイバノビッチは、その直後にはセルビア人として初の世界ランク1位へ上りつめたが、その後は1大会でしかベスト4入りができず、8勝7敗とスランプに陥っていた。この日は本来の調子を取り戻したプレーでバンマーを1時間27分で退けた。
「今日のプレーには満足しているわ。ストレートで勝てたことも良かった。第1セットの途中で、もっと早くボールを捕らえて、彼女(バンマー)へプレッシャーをかけていかなければと、気が付いたの。それが良かったと思うわ。」と、試合を振り返ったイバノビッチは、準決勝進出をかけて、D・チブルコワ(スロバキア)を6-3, 6-1で倒した、第7シードのF・ペネッタ(イタリア)と対戦する。
第2シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)は、N・ヤゴステラ=ビベス(スペイン)を6-2, 6-0と、わずか54分で下す快勝で8強入りを決めた。今季2度の優勝を飾っているズヴォナレーワは、ツアー最終戦へ残る2枚の切符を争っており、何としても上位進出を図りたい。ベスト4入りを懸けて、第8シードのA・コルネ(フランス)と準々決勝を行う。
この日唯一のシード・ダウンにあったのは、第4シードのP・シュニーダー(スイス)で、A・ボンダレンコ(ウクライナ)に2-6, 6-2, 1-6と、出入りの激しいプレーで敗戦を喫し、上位進出することなく大会を後にした。昨年の準優勝者であるシュニーダーを下したボンダレンコは、第6シードのM・バルトリ(フランス)と準々決勝で対戦する。バルトリはこの日、P・クヴィトバ(チェコ共和国)を7-6 (7-4), 1-6, 6-3で下しての勝ち上がり。
残りの試合では、第5シードのN・ペトロワ(ロシア)がK・シュレボトニック(スロベニア)を6-4, 7-6 (9-7)で破り、8強への切符を手に入れた。8本のサービス・エースを記録したペトロワは、第1サーブでは70%の確率でポイントを獲得し、1時間42分で粘るシュレボトニックを振り切った。準決勝入りを掛けて、第3シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦する。
この日行われたダブルス準決勝では、第3シードのK・ペシュキ(チェコ共和国)/R・スタブズ(オーストラリア)組が鄭潔(中国)/E・ヴァスニナ組を6-4, 6-7 (5-7), 10-5で勝利し、ベスト4へ駒を進めた。準決勝では、第2シードの杉山愛(日本)/シュレボトニック組と決勝進出を懸けて対戦する。
今大会の優勝賞金は、シングルスが9万5500ドル、ダブルスは3万ドル。
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