HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
世界ランク1位が確実となったナダル |
画像提供: Getty/AFLO |
男子テニスツアーのマスターズ大会であるWSファイナンシャル・グループ・マスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額261万5000ドル、ハード)は1日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)は、ノーシードのN・ラペンティ(エクアドル)を7-6 (7-3), 6-1で下し、準決勝に進出した。
ナダルはこの日の勝利で、235週間もの期間、世界ランク1位の座を守り続けたR・フェデラー(スイス)に代わり、24人目の世界王者になることが決定的となった。もしナダルが今大会で優勝した場合、来週月曜日にランキング1位の座に就くが、仮に準決勝で敗戦したとしても、8月18日発表のランキングで1位になることが確実となった。フェデラーは、今大会で準決勝以上に勝ち進めば、1位の座守ることが出来たが、3回戦でI・カルロビッチ(クロアチア)に敗れている。
今季これまで64勝7敗と、男子ツアーでトップの成績を残しているナダルはこの日、3本のブレークピンチがあったが、それを全て守りきり、逆に2本あった自らのブレークチャンスはしっかりと活かした。またナダルは、1999年のC・モーヤ(スペイン)、2003年のJ・C・フェレーロ(スペイン)に続き、スペイン人として3人目の世界王者になる。
31歳のラペンティは、これまでに第5シードのD・フェレール(スペイン)と、第10シードのF・ベルダスコ(スペイン)と、2人のスペイン人選手を下しベスト8に勝ち進んできたが、ナダルには及ばなかった。
ナダルは準決勝で、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは、19歳のE・ガルビス(ラトビア)を6-3, 6-4で下しベスト4に進出している。
今季初めに全豪オープンを制し、フェデラー・ナダルの2強時代に割って入ろうかとしていた21歳のジョコビッチは、ここ最近ではウィンブルドンで2回戦敗退、先週のトロント大会でも準々決勝で敗退するなど、少し調子を落としていた。
ドローの反対側では、3回戦でフェデラーを下す波乱を起こしたカルロビッチが、こちらもノーシードのP・コールシュライバー(ドイツ)を7-6 (8-6), 7-6 (7-3)で下し、ベスト4に進出した。
今季の男子ツアーで、トップとなる657本のサービスエースを決めているカルロビッチは、準決勝で第8シードのA・マレー(英国)と対戦する。マレーは、元王者のモーヤから2-6, 6-2, 6-1の逆転勝利を収めてのベスト4入り。
今大会の優勝賞金は42万ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.