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女子テニスツアーのスロベニア・オープン(スロベニア/ポルトロス、賞金総額14万5000ドル、ハード)は27日の日曜日にシングルス決勝を行い、第8シードの21歳S・エラーニ(イタリア)が第4シードの25歳A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-3, 6-3のストレートで下し、見事優勝を飾った。試合時間は1時間38分だった。
エラーニは今大会絶好調で、準々決勝では第1シードのM・キリレンコ(ロシア)を、準決勝では第3シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を倒していた。
決勝のエラーニは、ベースラインからの強烈なショットと正確なストロークでメディーナ=ガリゲスのミスを誘った。第1セットでは4-2とリードを重ねると、このセットをわずか38分で奪った。
一方、ダブルスでも決勝に進んでいるメディーナ=ガリゲスは、シングルス準決勝でもフルセットの試合を戦うなど疲労の色が隠せず、第1サーブが入った場合のポイント獲得率はわずか39%で、大事な場面でのダブルフォルトも目立った。
第2セットの0-3の場面から3-4と戻したメディーナ=ガリゲスだったが、第8ゲームのエラーニのサービスゲームで2本のブレークポイントを握りながらもこのゲームを落とし、3-5としてしまう。最後のゲームはエラーニがきっちり締め、ツアー2勝目、優勝賞金2万2900ドルを手にした。エラーニのハードコートでの優勝は初めてで、ツアー初優勝は今月初めのパレルモ国際女子で達成したばかりだった。
試合後、エラーニは「厳しい試合になるのは分かっていた。彼女(メディーナ=ガリゲス)は疲れていたようで、ポイントを焦って取りにいこうとしている場面があった。私も疲れていたけど。第2セットで3-0から3-3に追いつかれたときは集中できていなかった。暑かったしね。でも何とか優勝できてうれしい。」と話した。
またエラーニは「今後はオリンピックに向けて調整していくわ。でも2大会続けて優勝を飾れるなんて信じられない。最近はすべてが夢のよう。」と驚きを隠せない様子だった。
惜しくも準優勝に甘んじたメディーナ=ガリゲスだったが、ダブルスでは見事優勝を飾った。「今日の彼女(エラーニ)のプレーは私よりもよかった。ベストのテニスができなくて残念だわ。でも戦い抜いたと思う。この大会はツアーの中でも大好きな大会の1つ。来年も戻ってきたい。」と力強く話した。
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