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既に今年いっぱいで引退を表明しているK・クレイステルス(ベルギー)は、先日全仏オープン不参加を表明したのに続いて、8月のUSオープンも出ない可能性があると語った。婚約相手のアメリカのバスケットボール選手ブライアン・リンチとの挙式やハネムーンのスケジュール調整が原因。
8月27日から開催の同オープンを前に、7月14日にベルギーで挙式を上げ、その後アメリカで結婚パーティを行った後に、ハネムーンを予定しており、大会出場に調整する時間がほとんどない。「現時点では、出場するかどうかまだわからない。」とクレイステルスは自己のウェブサイトで書いている。
また近況については、「今年はあと数大会に出るだけ。ファンの皆さんにさようならと言って、選手仲間たちと最後の時間を過ごすために。」と書いており、残るもう一つのグランドスラムであるウィンブルドンすらも出場が危ぶまれる。「料理をいろいろ覚えている。テニスの練習も少しはしているけど。」と、生活の中心がテニスから離れつつある模様。
クレイステルスは、ここ数年怪我に悩まされ続け、昨年もUSオープンを前に手首を傷めて、タイトル防衛がかかった大会で欠場を余儀なくされていた。そのような苦しい状況もあり、「家族、友達、伴侶、犬たち自分の愛する皆に囲まれた生活がしたい」と強く望むようになっていたようだ。
今年は年初のシドニーで自己34個目のタイトルを獲得、全豪オープンではベスト4入りを果たした。その後母国ベルギーで有終の美を飾るべく出場したダイアモンド・ゲームズでは、惜しくもA・モレスモ(フランス)に決勝で敗れた。
しかし、そこでファンから得たエネルギーが源泉となって、今週開催されるソニー・エリクソン・オープン(旧ナスダック100オープン)に向けての調整は始めていたとのことだ。M・シャラポワ(ロシア)やJ・エナン(ベルギー)らのトップ選手が揃う同オープンには、クレイステルスは第4シードで出場予定。
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