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(イギリス、イーストボーン)
イーストボーン国際選手権(ヘイスティングズ・ダイレクト国際選手権、賞金総額60万ドル)は金曜日に準決勝が行われ、第3シードのJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌが昨年覇者のK・クレイステルス(ベルギー)を6-3, 5-7, 6-1で下し、見事決勝進出を決めた。両者は全仏オープン準決勝でも対戦しており、その時もエナン=アルデンヌが6-3, 6-2でクレイステルスを一蹴していた。エナン=アルデンヌは第2セットを5-7で落とし、第3セットでは早々にサービスをブレークされてからの勝利だった。
記者会見でエナン=アルデンヌは「第1セットと第3セットの内容には満足している。第2セットはベースラインから下がってプレーをしてしまったので、キム(クレイステルス)の得意なパワーテニスを展開させてしまった。第3セットでは私に運があったようね。重要な場面でネットインがあったから。」と試合を振り返っていた。これでエナン=アルデンヌはクレイステルスとの対戦成績を11勝10敗とし、1歩リードを広げた。
一方負けたクレイステルスは「ジュスティーヌ(エナン=アルデンヌ)は芝のコートでもタフな相手ね。彼女のスライスが低く滑ってくるし、サーブも良いからブレークしにくい。今日はまるでリンゼイ(ダベンポート)とプレーしているみたいだったわ。ストロークが強烈って意味ではなくて、勝つチャンスがほとんどないってことよ。」とお手上げの様子だった。
エナン=アルデンヌは、決勝で第5シードのA・ミスキナ(ロシア)と対戦する。
ミスキナは準決勝で同胞で第4シードのS・クズネツォワ(ロシア)を6-4, 2-6, 6-4で下し決勝進出を決めた。実に1時間47分にも及ぶ大激戦だった。決勝進出を決めたミスキナは、「今日の試合では、今季一番のプレーができたわ。ボールをうまくヒットできていたし、攻撃的にプレーできたし、動きもよかった。この調子でプレーできれば、明日のジュスティーヌとの決勝もどちらに転がるか分からないと思う。」と決勝に向けて自信を覗かせた。
両者は先の全仏オープン4回戦で対戦しており、そのときはミスキナがストレートで敗れ、対エナン=アルデンヌ4連敗を記録していた。またミスキナのエナン=アルデンヌとの生涯対戦成績は2勝7敗となっている。
今大会の優勝賞金は9万5,500ドル。
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