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(イギリス、イーストボーン)
イーストボーン国際選手権(ヘイスティングズ・ダイレクト国際選手権、賞金総額60万ドル)は、トップ・シードのA・モレスモ(フランス)が2回戦で同胞のN・デシー(フランス)に敗れる波乱があった。
1回戦免除の後、水曜日の2回戦に登場したモレスモは、来週行われるウィンブルドンでは第1シードで出場と発表されたばかりだが、この日はデシーの前に6-3, 2-6, 3-6の逆転で姿を消した。
モレスモはこれまでウィンブルドンでは3度ベスト4入りするなど、芝では好成績を残しているものの、昨年のこの大会でも1回戦でV・ドゥシェビナに敗れるなど、前哨戦では乱調気味。今年は、子供の頃からの知り合いで、ランキング21位のデシーに屈してしまった。
デシーは、「友達を負かすのはいやな気分ね。私達二人は7歳くらいの頃から一緒に練習したりしていた仲。でも、プロになって彼女を倒したのはこれがまだ2度目だし、しかも今回は私にとって世界No.1選手から初めて上げた勝利で、ちょっと特別ね。」と、その複雑な思いを語っていた。
今季これが芝での初めての試合だったモレスモは、強風の中2度のブレークに成功しわずか31分で第1セットを先取した。しかし、その直後プレーが不安定になり、デシーはミスの目立つモレスモを容赦なく攻め立てた。実力と好調さから、今年ウィンブルドンでは優勝候補の一角と見られているモレスモだが、上位進出にはもう少し調整が必要なようだ。
準々決勝進出を決めたデシーは、J・クレイバス(アメリカ)を6-4, 6-4で下した第5シードのA・ミスキナ(ロシア)とベスト4入りをかけて戦う。
さてモレスモが敗退する一方で、第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)はこの日わずか13分でベスト8入りを決めた。対戦相手のV・ズヴォナレーワ(ロシア)が足の怪我を理由に棄権を申し入れたからだ。ズヴォナレーワは先週の日曜日、優勝したDFSクラシックの決勝で足に怪我を負っていた。ウィンブルドンで第2シードを与えられたクレイステルスは、現在世界ランキング2位だが、もし今大会で優勝を上げると、再びランキング1位の座に返り咲くこととなる。クレイステルスは、森上 亜希子を6-0, 6-2と一蹴した第6シードのF・スキアボーネ(イタリア)と準々決勝を行う。
全仏オープン・チャンピオンで第3シードのJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌはK・ペシュキ(チェコ共和国)を6-2, 6-1の圧勝で下した。
昨年の準優勝者のドゥシェビナは、第7シードのA・グローネフェルド(ドイツ)に4-6, 1-6で敗れた。その他、E・リホフツェーワ(ロシア)がS・ペリー(アメリカ)を4-6, 6-1, 6-3の逆転で退けベスト8入りを果たしている。
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