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(ポーランド、ワルシャワ)
火曜日に行われたJ&Sカップ(賞金総額60万ドル、ティア2)で、予期せぬ波乱が起きた。地元ポーランド出身で、主催者推薦で出場しているランキング312位のA・ラドワンスカ(ポーランド)が、なんと世界ランキング12位で今大会も第6シードで出場しているA・ミスキナ(ロシア)から勝利を奪い、地元ファンを大いに沸かせる殊勲を上げたのだ。
2004年の全仏オープン覇者であるミスキナを相手に、ラドワンスカはこの日絶好調。格上相手に6-4, 4-6, 6-4と最後は見事な粘りを見せ接戦を制して見せた。勝利インタビューでは「まさか勝てるなんて思っていなかったからものすごく嬉しいです。」と笑顔で語っていた。ラドワンスカは月曜日に1回戦を突破しているK・クーカロバと2回戦で対戦する。
ミスキナとは対照的に、今大会第5シードのF・スキアボーネ(イタリア)はE・レイン(フィンランド)相手に6-0, 6-1の圧勝で初戦突破を果たした。スキアボーネはA・メディーナ=ガリゲスを7-5, 4-6, 6-1で破ったE・リホフツェーワ(ロシア)と2回戦で顔を合わせる。その他シード勢では第9シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)がA・スマシュノバ(イスラエル)を4-6, 7-5, 6-3の逆転で退けている。
今大会にトップシードでエントリーしているK・クレイステルス(ベルギー)は、現在世界ランキング2位にいるが、年初の全豪オープンで痛めた足首の怪我が原因で、その後思うようにツアー参戦できておらず、今季これまでわずか4大会の出場にとどまっている。クレイステルスを始め上位4シード選手は1回戦が免除されており2回戦からの登場となる。
今大会第2シードで出場のP・シュニーダー(スイス)は、2週間前のチャールストンの準決勝でもJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌを破りクレーでの連勝を27で止めるなど、ここに来て調子を上げている。シュニーダーの2回戦の相手はM・ドマホウスカ(ポーランド)を6-4, 7-5で退けたA・イバノビッチ(セルビア)。
注目の第7シード、V・ウィリアムズ(アメリカ)は2004年に今大会で優勝を上げているが、今シーズンは全豪オープン1回戦で敗れて以来ツアー大会には一切出場しておらず、この大会が久々のトーナメント。ヴィーナスの初戦の相手は主催者推薦のU・ラドワンスカ(ポーランド)で、ミスキナから金星を上げたラドワンスカの妹。姉に続いての殊勲を上げられるか地元の期待が高まる。勝ち上がると元ランキング1位で今年から復帰しているM・ヒンギス(スイス)と2回戦で戦う。
ディフェンディング・チャンピオンのエナン=アルデンヌは、腰痛の悪化で、今年は欠場することとなった。今大会の優勝賞金は9万5千500ドル。
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