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(ポーランド、ワルシャワ)
今週月曜日から行われているJ&Sカップ(賞金総額60万ドル、ティア2)の初日は雨による中断がある中、M・ヒンギス(スイス)らの1回戦が行われた。今大会は今年の全仏オープンを占うためにも重要、と自ら位置づけていたヒンギスは、19歳のM・キリレンコ(ロシア)と対戦し、不安定なサービスに苦しみながらも重要なポイントをしっかり押え、7-5, 7-6(7-1)で勝ち進んだ。
第1セット、4-5でのセットポイントをしのいだヒンギスは、5-5の時点での自分のサービスゲームでも0-40と押されたが、そこから挽回しセットを先取。第2セットはキリレンコが2-1の時点で、雨のため1時間半も試合が中断。再会後も試合はキリレンコ優勢のムードであったが、5-6で追うヒンギスがサービスブレークを決め、タイブレークへ突入した。
「お互いにブレーク合戦で、しかも簡単にブレークしてた感じね。今日の試合は頭と粘りの勝利というところ。」と、ヒンギスは接戦を制して胸を撫で下ろしていた。
この日行われたその他の1回戦では、K・クーカロバがI・ベネソバ(チェコ共和国)を7-6(7-3), 6-4で下し、A・チャクエタゼ(ロシア)がJ・ヤンコビッチ(セルビア)を退けている。
今大会にトップシードでエントリーしている2005年USオープン覇者K・クレイステルス(ベルギー)は、年初の全豪オープン準決勝で痛めた足首の怪我のため、思うようにツアー参戦できておらず、今季これまでわずか4大会の出場にとどまっている。今後のクレー・シーズンへ向けて今大会をきっかけに調子を上げて行きたいところだ。1回戦が免除されている彼女は、昨年はベスト4入りをしており、今大会2回戦での相手は予選から勝ち上がった選手同士の勝者となる。
また、第2シードで出場のP・シュニーダー(スイス)は、2週間前のチャールストンの準決勝でも好調のJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌを破り、彼女のクレーでの連勝を27で止めるなど、元気のいいところを見せている。シュニーダーも2回戦からの登場で、A・イバノビッチ(セルビア)とM・ドマホウスカ(ポーランド)の勝者と対戦する。
そして、第3シード以降は、E・デメンティエワ(ロシア)、S・クズネツォワ(ロシア)、F・スキアボーネ(イタリア)、A・ミスキナ(ロシア)、V・ウィリアムズ(アメリカ)、D・ハンチュコバ(スロバキア)(直前に出場を辞退したA・グローネフェルド(ドイツ)の代わり)と、強豪が立ち並んでいる。
ヴィーナスは2004年に優勝を上げているが、今年1月の全豪オープンで肘を痛めて1回戦敗退を喫し、それ以来初めての大会となる。1回戦ではポーランド出身で主催者推薦で出場しているU・ラドワンスカ(ポーランド)と戦う。続く2回戦ではヒンギスが待ち構えている。
ディフェンディング・チャンピオンのエナン=アルデンヌは、腰痛の悪化で、今年は欠場することとなった。
今大会の優勝賞金は9万5千500ドル。
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