"

- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEレッスンTOPスペシャルコラムTOP上級者の甘い罠に気をつけろ!

SPECIAL COLUMNS

Vol.23 上級者の甘い罠に気をつけろ!

次の罠は、もっとも単純なケース。また上級者にとっては一番おいしい、こちらにとっては一番もったいないミスのケースともいえる。だが、草大会では頻繁に見られることもたしかだ。

おそらくそれは試合序盤に仕かけられる。上級者にとってはそれは相手を値踏みするときに使う罠なのだ。具体的には、セカンドサーブで、なぜか真ん中(自分のボディ)ばかりを狙ってくる作戦だ。

こちらにしてみれば、フォアに回り込みやすいそのボディサーブは、千載一遇のチャンスに見える。相手は上級者で、ロングラリーではチャンスはあまりない。唯一、セカンドサーブだけがその例外で、短期決戦に持ち込めるからだ。だが、結果は力が入りすぎてリターンミスのオンパレード、もしくは決定打とならないことが多い。

リターンで相手にプレッシャーをかけることは大切だが、ウィナーを狙っても、相手は展開を読んでおり、決定打にはなりにくい。たまたまそれ以前にリターンでウィナーをとれていたとしても、上級者はそれぐらいでたじろがない。

それよりも自分が有利になるための布石のショットだと考えて、たとえばバックの深いところをリターンで狙うようにしたい。全力ではなく、70〜80%の力加減で十分だ。短期決戦に持ち込むにしても、そうやって相手に展開をイメージさせないことが必要なのだ。

そもそも、たとえ回り込めたとしても、ボディサーブは見かけほど、打ちやすくはない。上級者のサーブならなおさらだ。またリターンミスはダブルフォールトと同じ。これほど、相手を楽にさせることはない。このふたつを意識しておくべきだ。

次は、結果的にネットにおびき出されたという罠のパターンを紹介する。

たとえ相手が上級者であっても、ラリーをイーブンに進められることがある。ときには自分が押し込む展開になることもあるはずだ。とくに相手のバックハンドに高く弾むボールを集めることができたときは、そう思えることが多いだろう。おそらくその実感は間違っていない。たしかに押し込むことはできている。

ただ、少々バックの高いところに集められた程度では、押し込まれはしても、ひるみはしないのが上級者。高く弾むボールをクロスにスライスで切り返して、逆に罠を仕かけてくる。低く滑る、しかも短いボールを打ってくる。それでネットダッシュを誘っているわけだ。こちらはおびき出されたとも知らず、それをバックハンドでダウン・ザ・ラインにアプローチ。定石どおりなので、相手はそれを読んでいてフォアでクロスにパッシングのエース。まさに絵に描いたような展開となる。

対処法は、もう一度、ベースラインに下がってラリーを続けること。多少体力的にきついことを承知で、そうするべきだ。ショットはスライス系でかまわない。センターかクロスに返すのがベスト。ダウン・ザ・ラインへの返球はパスと同じで、矢のようなフォアのクロスが来ることがあるので避けておく。

そもそも低く滑ってきて、そのうえ短いボールをアプローチで切り返すのはじつはむずかしいことなのだ。ダウン・ザ・ラインなのでネットも高く、たいていは浮いたアプローチになってしまう。相手がパスを打つには絶好のお膳立てであり、絶好のタイミングということを知っておくべきだ。
<< 前ページ

「上級者の甘い罠 パターン D」>>

(テニスジャーナル 2005年2月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

スペシャルコラム 一覧

Vol.29実戦想定球出しメニュー 下巻
Vol.28実戦想定球出しメニュー 上巻
Vol.27パートナーの体格・特徴別ダブルスでの心構えと戦略 下巻
Vol.26パートナーの体格・特徴別ダブルスでの心構えと戦略 上巻
Vol.25誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス 下巻
Vol.24誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス 上巻
Vol.23上級者の甘い罠に気をつけろ!
Vol.22トスは前に上げすぎてはいけない!
Vol.21次の対戦相手の試合の見方
Vol.20試合でも使えるミス矯正法
Vol.197つのステップアップ・サービスメニュー
Vol.18あなたのボレーはシングルス向き?ダブルス向き?
Vol.17最先端テクニックの落とし穴
Vol.16急造ペアの即席コンビネーション
Vol.15流れや展開を読む 下巻
Vol.14流れや展開を読む 上巻
Vol.13テニスの身体 下巻
Vol.12テニスの身体 上巻
Vol.11ボレーの極意と心構え 下巻
Vol.10ボレーの極意と心構え 上巻
Vol. 9 スライスで翻弄せよ
Vol. 8 逆をつくサービス・コンビネーション
Vol. 7 メンタルステージの高め方 下巻
Vol. 6 メンタルステージの高め方 上巻
Vol. 5 安定感を高めるアドバイス集
Vol. 4 Serve&Volleyの傾向と対策 シングルス 後編
Vol. 3 Serve&Volleyの傾向と対策 シングルス 前編
Vol. 2 シングルスプレイヤーのためのダブルス戦略
Vol. 1 こんなとき、パートナーになんて言う?
オススメ記事
ウインザーラケットショップ



テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!