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SPECIAL COLUMNS

Vol.20 試合でも使えるミス矯正法

ミス矯正法 サーブ

ミス!07 スウィングスピードが鈍ってしまう

チェック! トスを右斜め前へ上げ、スライスサーブを

サーブは試合中にもっともトラブルが起きやすいショットだ。とくに愛好家にとっては、その出来が試合結果を大きく左右する、重要な要素と言えるだろう。

愛好家が陥りやすい例として挙げられるのは、スウィングスピードが鈍ってしまうという症状。とくに試合中は「入れなければ」という気持ちが強くなるため、ふだんどおりのスウィングができなくなる。そして劣勢になるほど、その症状は重くなる。

その状態を緩和するにはスライスサーブが適している。スライスサーブは、エッジを走らせる感覚が必要なショット。エッジを走らせるにはスウィングスピードが求められる。つまりスライスサーブを打とうとすれば、無意識のうちにふだんどおりのスウィングを取り戻しやすいのだ。スライスサーブを無理なく打つには、トスを右斜め前に上げるのが手っ取り早い。またそのほうがエッジも走りやすい。トスでサーブを読まれるのは仕方ない。

エッジを走らせる感覚が大切
トスを右斜め前に上げれば、身体が楽に回る。その結果自然とエッジが走り、スウィングスピードも上がってくる。逆にスピンサーブを打とうとすると、徐々にトスが後ろになりがち。しかしそれでは、ますますスウィングスピードが鈍くなってしまう。入れにいく気持ちが強いときは、スライスサーブを選択すべきだ
エッジを走らせたクレイステルスのスライスサーブ
ゆったりとしたフォームから、大きくてダイナミックなスウィングでスライスサーブを打つクレイステルス。男子と比べると、背筋や腹筋に恵まれない女子選手には、スピンサーブよりもスライスサーブが適している。トスを右斜め前に上げておけば、比較的楽にエッジを走らせることができるからだ

ミス!08 デュースサイドからワイドにサーブが行かない

チェック! 右肩を回しながらインパクトする

最後は、デュースサイドからワイドにサーブが行かないというケースについて紹介する。

あなたはデュースサイドからセンターへのサーブとワイドへのサーブでは、どちらが得意だろうか。もちろん人によって得意なコースは違うし、個人差はあるのだが、それでもあえてどちらがよりむずかしいかといえば、それはワイドへのサーブではないだろうか。とくに試合終盤、結果を左右するような場面では、なかなかワイドに打ちにくいはずだ。ネットが高いうえに、サイドに切れやすいからだ。

ワイドにサーブを打つには、右肩を積極的に使う必要がある。右肩をいつも以上に回していく気持ちで、スウィングするのだ。ただ入れにいくという精神状態では、この「右肩を回す」という動作がなかなかできない。右肩を回すには「思い切り」が必要だということをつねに意識してサーブを行ってほしい。

右肩を回していく意識で
1コマ目と6コマ目、9コマ目の合成写真。右肩の位置が大きく動いているのがわかる。気持ちの上で思い切りが足りないと、右肩はなかなかここまで回らない。またたとえできても安定させるのはむずかしい。ふだんからの練習からこのサーブ、この打ち方に取り組む必要がある
右肩が回っているカニャスのワイドへのサーブ
フィニッシュで、ラケットが左腰近くにあるカニャスのワイドへのサーブ。右肩を積極に回して、大きくスウィングした結果だ。右肩を大きく回すには、腰の回転も必要。つまり身体全体を使わなければならないのがこのショットだ

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(テニスジャーナル 2004年11月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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