打つ前にタメがあるかどうかをチェックする
ステップ3では打球後のバランスをチェックした。ここでは打つ前のバランスを調べてみよう。
一般にサーブではタメが必要といわれている。インパクトでの爆発に備えて、その前にパワーを蓄えておかなければならないからだ。ただタメをつくるには、打つ前に一度静止した状態が必要。感覚的な表現をするなら、「身体を止めて、その瞬間にぐぐっとエネルギーを充電する」ような状態だ。
もちろんそれはほんのわずかな時間。個人差はあるにせよ、愛好家なら1秒も必要ないはずだ。ただフォームに無理があったり、筋力がそれに見合っていなければ、その静止状態をつくることはむずかしい。止まれずにすぐにバランスを崩しがちなのだ。
そこでチェックしてほしいのは、打つ前に止まることができるかどうかだ。トスアップして、スウィングする直前の形を5秒間、維持できればOK。ぐらつくなら、体幹部や脚力を鍛えるか、負担の少ないフォームに変えるべきだ。
体幹部・脚力のチェック
タメを生かしジャンプして打ってみる
ステップ5ではタメがつくれるかどうかをチェックした。ここではそれが実際にサーブに生かされているかどうか、またそのためのメニューを紹介する。
たとえ身体のバランスが良く、タメをつくれていたとしても、それがスウィングに生かされていなければ意味がない。そしてタメが有効活用されているかどうかは、ジャンプで判断できる。
コートにタオルをしくというメニューはポピュラーだが、タメの有効活用にはうってつけだ。ラインに沿ってタオルをしいて、これを踏まないようにジャンプを意識してサーブを打つ。何度かトライしてタオルを頻繁に踏んでしまうようであれば、タメを生かせていないのはもちろん、ボールを置きにいっていることになる。いわゆる「腰が残った」状態だ。
腰を残してしまう原因はさまざまだが、解消法は簡単。思い切ればいい。フォールトのことはひとまず忘れて、思い切ってジャンプしてみてほしい。
タオルを踏む=ボールを置きにいっている
(テニスジャーナル 2004年10月号) © SKI Journal Publisher Inc.