Vol. 18 あなたのボレーはシングルス向き?ダブルス向き?SとDでは、ひとつ前のショットの意味が違う サーブやアプローチがより重要なS、ボレーそのものが大切なDあなたはボレーのひとつ前にどのようなショットを打つことが多いだろうか。そのショットがタイプ分けの判断要素のひとつとなるので、あらためて思い出してみてほしい。 もしそれが強烈なサーブか、あるいはグラウンド・ストロークで相手を追いつめるようなショットだとすれば、あなたのボレーはシングルス向きかもしれない。というのは、最近のシングルスの傾向では、ボレーは仕上げ的なショットとして使われることが多いからだ。サーブやアプローチショットの圧力でほぼ勝負を決め、ボレー自体にはそれほど技術を要しない、というパターンだ。 いっぽう、ひとつ前のショットにそれほど圧力や高い効果を求めておらず、またボレー自体にも高い決定力があるわけでもないというタイプは、ダブルス派だ。ただこのタイプなら、ハーフボレーやバックのハイボレーなど、難易度の高いショットをそつなくこなせなければならない。 あなたのネットでの得点パターンは、いったいどちらだろうか。
フィリプーシスの押し込むようなフォアのハイボレー
フォア側に浮いてきたボールを、前に進みながら叩きつけるようにして打ったフィリプーシスのフォアのハイボレー。この打ち方を見る限り、このひとつ前のアプローチの段階で、ほぼ形勢は決まっていた。逆にいえば、それだけシングルスではアプローチが大切 ![]()
サンプラスのシングルスでのハーフボレー
今、プロのシングルスでは、少しでもアプローチが甘いと、きびしい体勢でのボレーを強いられる。それでもネットプレイに挑むには、ただ返すだけのようなボレーでは不十分。たとえハーフボレーでも、このサンプラスのように深くへ運ぶ技術が求められる ![]()
ハーフボレーでも慌てない杉山のダブルスでのファーストボレー
けっして体格に恵まれているとは言えない杉山だが、ダブルスでは器用にネットプレイをこなす。それができるのは、この写真のように、たとえハーフボレーでもけっして慌てたりしないから。無理をせず、最低限ポーチさえクリアすればいいことを熟知しているのだ ![]()
(テニスジャーナル 2004年9月号) |
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