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SPECIAL COLUMNS

Vol.17 最先端テクニックの落とし穴

リターンの落とし穴

ライジングショットの3つの条件。あなたはクリアしている?


ここではリターンについて考えてみたい。リターンではライジングを使うというのが、今やプロの世界では常識化している。実際、彼らはファーストサーブに対しても、ライジングリターンでどんどん相手にプレッシャーをかけていく。多少のミスは承知のうえで、試合全体を見通した積極的な戦略を採っているのである。

その影響を受けて、一般的にもライジングリターンはかなり使われるようになってきた。技術的にもかなり対応している選手が増えてきている。ライジングを使うこと自体は、けっして悪いことではない。

ただ中には、悪いほうに影響が出てしまっている人もいる。ミスを繰り返しているにもかかわらず、イメージだけが先行し、なかば機械的にライジングリターンを打ってしまっている人だ。

そもそもライジングを打つには、技術的に次の3つの条件が必要。そのどれが欠けても、安定感のあるライジングは打てない。

●早い反応時間
●コンパクトなテイクバック
●リラックス

中でも反応時間はとくに重要で、ライジングにミスの多い人は、この点がクリアできていないことが多々ある。

強調したいのは、リターンで重要なのは、ライジングで打つことではないという点。相手コートに入れることが何よりの最優先事項であることを忘れてはならない。

プロのように、すべてをライジングで処理する必要はまったくない。もしリターンでミスが多いと自覚したら、この点を思い出してほしい。そしてときおりベースラインから1歩下がって、踏み込んでリターンすることにもトライしてもらいたい。
カプリアティの小さなテイクバックでのライジングリターン
コンパクトなテイクバックはライジングを打つには欠かせない要素。この連続写真でいえば、1コマ目の形をいかに早く作るかが重要になってくる。また力んでいては、正確にボールを捉えられない

スマッシュの落とし穴

威力重視で確実性を犠牲に。しかも順クロスが打ちにくい


縦振り系のショット(サーブやスマッシュ)には、プロネーション(回内:肘から先を内側に捻る動き)が欠かせない。これを使うと、使わないとでは、威力がまるで違ってくる。ただそれを意識しすぎて、過剰に使ってしまったり、またその他の要素がおろそかになってしまっている人を良く見かける。とくにスマッシュでは、その傾向が強い。

かつては、横向きからスタートするのがスマッシュの基本とされていた。しかし今は、最初から最後までネットに正対したままでスマッシュを打つケースも少なくない。プロネーションを使えば、それでも十分に威力があり、ほぼ1本でエースが取れてしまうからだ。

しかしいくら威力があっても、その打ち方にはふたつの落とし穴がある。ひとつは下がりにくいという点。最初からネットに正対していたのでは、適切なフットワークが使いにくいからだ。もうひとつは、順クロスに打ちにくいという点。順クロスを打つにはボールの右側(右利き)を叩く必要があるが、プロネーションでは動作上、どうしてもそれがむずかしい。つまりセンターからデュースコート寄りの深いロブに対しては、プロネーションを使ったスマッシュがむずかしくなるのだ。プロの場合はフットワークや技術でそれをカバーできるが、愛好家の場合はそう簡単ではない。

本来、スマッシュの正しい当たりはスライス系だ。バウンド後に、外に逃げていくようなボールがそれ。そのためには、ロブが上がったら素早く横向きを作り、クロスステップで後ろに下がるという作業が不可欠となってくる。深いロブにはとくに心がけたい。
プロネーションを極端に使ったロディックのスマッシュ
4〜6コマ目にかけて、極端にプロネーションを使っているロディック。威力重視で、とにかく一発で決めてしまいたいという打ち方だ。ただ打点までしっかり下がるというフットワークが欠かせない打ち方でもある

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(テニスジャーナル 2004年8月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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