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SPECIAL COLUMNS

Vol.17 最先端テクニックの落とし穴

両手打ちバックハンドの落とし穴

フォームがコンパクトすぎて、深さの調整がむずかしい


次は両手打ちバックハンドのケース。両手打ちバックハンドは、今や世界的傾向。以前は、男子で大柄な選手には両手打ちは少なかったが、現在は体格に関係なく、男女とも採用している選手が多い。愛好家の間ではまだそこまで浸透していないかもしれないが、ジュニアの頃からテニスに親しんできた人の中には、両手打ちは多いはずだ。

メリットは、言うまでもなく、片手打ち以上のパワー。とくに最先端の非利き手主導の両手打ちはフォアハンドに感覚が近く、大きなパワーが得られる。中でも、両肘をたたんだコンパクトなフォームで、最大限、身体の回転を利用する打ち方だと、スウィングスピードが上がり、力負けせず、スピンとスピードを両立させたボールが打ちやすい。

ただこの打ち方には、使い方を間違うと大きなデメリットとなる落とし穴もある。ボールを点で捉えるため、インパクト・ポイントが狭く、コントロール−とくに深さの調整が非常にむずかしいという点だ。

プロにも、セレスやサフィンのようにこのタイプがいるが、彼らは練習によってこのデメリットを克服。メリットだけを享受している。だが、愛好家にはそこまでの訓練はむずかしい。

この両手打ちの特徴はフォロースルーに顕著に出る。身体に両腕が巻き付くようなフィニッシュとなっているのだ。両肘をたたんでいるので、スウィング自体もけっして大きく見えない。もしあなたが両手打ち選手なら、この点は要チェックだ。

矯正法はせめて非利き手の肘は身体から離すこと。また非利き手は大きな弧を描くようにしっかりと前にスウィングし、フォロースルーする。ラケットを前に運ぶような意識が必要だ。
サフィンの両腕が身体に巻き付くタイプの両手打ちバックハンド
7コマ目や11、12コマあたりを見ると、サフィンの場合はそれほど深刻でないのがわかる。ただそれでも、9コマ目を見ると、フォームが小さい印象が拭えない。小さいスウィングから両腕が巻き付くようなフィニッシュとなっている

パワフル・フォアボレーの落とし穴

トライしても構わない。使うタイミングと場所の見きわめが大切


次はフォアボレーについて。

ボレーは、他のショットに比べて、技術的な進化が少ないショットではある。サーブやストロークなどは今でもどんどん技術は進化しているが、ボレーはそれほどでもない。

しかし例外もある。遠いボールに対するフォアボレーだ。これだけは、多少、以前とは様子が違ってきている。まだそれほど数多くはないが、これまでにない打ち方をする選手が出てきたのである。

それがパワフル・フォアボレーだ。下のフィリプーシスの連続写真のように、打球後、面をかぶせてフラットに打つのが特徴で、一発でエースを狙える。

ボレーのセオリーは、面をかぶせていくのではなく、ボールの下に面を潜り込ませるようにして、スライス回転をかけるというもの。ただパスの能力が高くなった現在、それだけではなかなか決めきれない。一か八かのギャンブル的なボレーも必要になってきたのである。

ただしそれは、あくまでもプロの世界の話。しかもシングルス限定だ。にもかかわらず、ときおり愛好家のダブルス、とくに上級者の試合でこのショットを見かけることがある。使う場所(種目)とタイミングを間違えていると言わざるを得ない。

とはいえ、ショットにトライすること自体は悪くない。多少腕力が必要だが、技術的にもハードルは高くない。しかし使い方に注意しないと、たんにリスクの高いショットになるだけ。しかも常用すると、そのうちバックアウトが増えてきたり、ボレーに威力とスピードがあるぶん、逆に切り返されて状況が不利になるケースも生じてくる。とくにダブルスではその危険性が高い。基本的には、オーソドックスなボレーを心がけたい。
打球後、面をかぶせているフィリプーシスの遠いボールに対するフォアボレー
当てて返すだけのボレーでは勝機がないようなとき、男子プロがときどき使うフォアのボレー。フラットに厚く当てた、威力を重視した打ち方だ。ラフターやサンプラス、それにフィリプーシスなどが得意とするショット
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(テニスジャーナル 2004年8月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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