テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク89位の
S・ワウリンカ(スイス)は同108位の
T・コキナキス(オーストラリア)に6-3, 5-7, 3-6, 7-6 (7-4), 3-6のフルセットで敗れ、2020年以来3年ぶり13度目の3回戦進出とはならず。試合は4時間38分に及ぶ死闘となった。
>>【動画】ワウリンカとの死闘制したコキナキス、試合終了後に倒れこむ<<>>ジョコビッチ、西岡 良仁ら全仏OP組み合わせ<<四大大会3勝を誇り、全仏オープンでは2015年に優勝を飾っている38歳のワウリンカ。今大会、1回戦で世界ランク67位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)を7-6 (7-5), 6-4, 6-7 (2-7), 1-6, 6-4のフルセットで下し四大大会では2021年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来 約2年3ヵ月ぶりの白星を挙げた。
この日の第1セット、ワウリンカはファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。両者通じて初のブレークポイントを第8ゲームで握ると、それを活かし先行する。
続く第2セット、第5ゲームで先にブレークに成功しゲームカウント4-2とリードしたワウリンカ。しかし、第8ゲームでブレークバックを許すと終盤となった第12ゲームで2度目のブレークを奪われ、1セットオールに追いつかれる。
さらに第3セット、ワウリンカは第1ゲームから3ゲームを連取されると、その後はブレークを返せず。コキナキスにセットカウント1-2と逆転される。
後が無くなったワウリンカは第4セット、9度のブレークチャンスを握るも活かすことができず。サービスキープが続きタイブレークに突入。序盤5ポイントを連取したワウリンカが2度目のセットポイントをものにし、1回戦と同様に勝負はファイナルセットへ。
迎えたファイナルセット、第1ゲームから4ゲームを連取されたワウリンカ。直後の第5ゲームで1度のブレークを返すとコキナキスのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲーム、0-40から追いつきマッチポイントを凌ぐもブレークポイントを握れず。コキナキスに5度目のマッチポイントをものにされ、4時間38分に及ぶ死闘の末に力尽きた。
勝利したコキナキスは3回戦で第11シードの
K・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは2回戦で世界ランク113位の
R・アルボット(モルドバ)を6-3, 6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)、世界ランク48位の
L・ソネゴ(イタリア)、同95位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)らが3回戦に駒を進めている。
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