日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は24日、女子シングルス2回戦が行われ、今季限りで現役引退を表明している第9シードの
今西美晴(EMシステムズ)が山口芽生(フリー)を6-3, 7-6(9-7)のストレートで破り、3回戦進出を決めた。試合後には今大会について「感謝の気持ちをプレーで表したい」と語った。
>>全日本 男子シングルス組合せ・結果<<>>全日本 女子シングルス組合せ・結果<<今西は全日本テニス選手権のシングルスで2013年と2016年に準優勝、2017年に優勝、昨年はベスト4に進出している。女子ダブルスでは2016年、混合ダブルスは2013年に制覇。今年9月に自身のSNSを通じて、今年限りで現役を引退することを発表していた。
11回目の出場となった今大会、シード勢は1回戦免除のため今西は2回戦から登場した。第1セットを6-3で奪うも第2セットではリードを許す展開に。それでもゲームカウント6-5と挽回し、マッチポイントを2本握るも決めきれず。タイブレークでも一進一退の攻防が続き、最後は今西が勝利を掴んだ。
試合後の記者会見で、今西は試合を振り返った。「今日対戦した山口選手とは(今月上旬に行われた)国体でも対戦してマッチポイントを4本取りながら負けてしまっていたので、最後までしっかり自分からポイントを取りにいこうと意識して、それがファーストセットではうまくいきました」
「セカンドセットもなんとか追いついてマッチポイントがあったんですがそこで取りきれず。タイブレークの場面でも、もっといかないといけないところでいけなかった点が反省点です。最後の最後まで反省点ばっかりだな、というのが感想です」
3種目を制覇した全日本テニス選手権については、「誰しもが獲りたいタイトルで、日本で一番大きな大会ですし、日頃お世話になっているスポンサーの方々に恩返しできる一番の大会だと思います」とコメント。
今大会の目標については「コートに入ったら負けず嫌いなので優勝はもちろんしたいですけど、それよりも1ポイント1ポイントをファイトして感謝の気持ちをプレーで表せたら良いなと、目標よりもそれが一番です。(
大前綾希子と組む)ダブルスは2人で頑張って優勝したいです」と笑顔で語った。
今西は3回戦で、第7シードの
加治遥(島津製作所)と対戦する。加治は2回戦で倉持美穂(マサスポーツシステム)を6-3, 6-0で破っての勝ち上がり。
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