日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は24日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードの
今井慎太郎(イカイ)が
松岡隼(桜田倶楽部)を6-2, 6-2のストレートで破り、ベスト16進出を果たした。
>>全日本 男子シングルス組合せ・結果<<>>全日本 女子シングルス組合せ・結果<<昨年ブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市、ハード)で開催された同大会に出場した今井は男子シングルスで決勝に進出。しかし、第1シードの
清水悠太に3-6, 4-6のストレートで敗れ、準優勝となっていた。
シード勢は1回戦免除のためこの試合が初戦となった今井。17歳の松岡にストレートで勝利し、白星を飾った。
試合後の会見で今井は「初戦なので様子を見ながら臨みました。相手(松岡選手)もジュニアのホープなので勢いはあると思いながら自分の感覚を確かめながらやっていきました。今後に向けて良い感覚を掴めたと思います。プレッシャーをかけてきて押されるような展開もありましたが、気持ちを引かずにしっかり自分のプレーを貫けたので、すごい良い初戦だったと思います」とコメントした。
2019年にベスト8、2020年にベスト4、そして昨年は準優勝している今井は優勝への意気込みについて次のように語った。
「全日本は独特な雰囲気でプレッシャーや緊張感もあって、そのなかで優勝を狙う意気込みは大事ですが。(勝ち上がることは)険しい道だと毎年感じていて、一戦一戦自分の良いプレーを出すことだけにフォーカスして、結果的に優勝に辿り着ければ良いなと、そういう気持ちで臨んでいます」
また、久々の有明コロシアムでの全日本選手権には「気持ちがいいですね。コロシアムで試合ができて『帰ってきたな』、と試合に入る前に感じることができました。この環境で自分の良いプレーを皆さんに見せられたらなと、その一心でこの大会に臨んでいます」と述べている。
勝利した今井は3回戦で楠原悠介(伊予銀行)と対戦する。楠原は2回戦で第15シードの今村昌倫(JCRファーマ)を7-6 (7-1), 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
2回戦での今井[画像提供:tennis365.net]
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