男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は16日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク28位の
N・キリオス(オーストラリア)が同27位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-5, 6-4のストレートで破り、2019年以来3年ぶり5度目の初戦突破を果たした。
>>ナダル、メドベージェフらW&Sオープンの組合せ・結果<<>>大坂、シフィオンテクらW&Sオープンの組合せ・結果<<27歳のキリオスは前々週のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)で約3年ぶりとなるツアー優勝。前週のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では準々決勝で
H・フルカチュ(ポーランド)に敗れたものの、大会初の8強入りを決めていた。
この試合の第1セット、キリオスはファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得。互いにサービスキープが続くも第11ゲームでブレークを奪い先行する。
続く第2セットでは第1ゲームでいきなりブレークに成功。第4ゲームでブレークバックを許したキリオスだったが、直後の第5ゲームで2度目のブレークに成功し、1時間30分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにキリオスのコメントを掲載し「彼(ダビドビッチ フォキナ)はトリッキーな選手で才能があり、多彩なショットを持っている。だから、良いサーブを打つこと、できる限り主導権を握ることが大事だと思っていた。彼のバックハンドはすごいよ」と語った。
「精神的には大事なポイントをうまく攻めることができた。ここでは簡単なことではないので満足している。コンディションはモントリオールとだいぶ違うね。でも、今日はいい反応ができたし、いいリターンもできた。この調子でいけるといいね」
勝利したキリオスは2回戦で第11シードの
T・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは1回戦で世界ランク35位の
S・バエス(アルゼンチン)を6-1, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第10シードの
J・シナー(イタリア)、世界ランク20位の
A・デ ミノー(オーストラリア)らが2回戦に駒を進めた。
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