テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、第20シードの
J・イズナー(アメリカ)が世界ランク52位の
A・マレー(イギリス)を6-4,7-6 (7-4),6-7 (3-7),6-4で破り、2018年以来4年ぶり5度目の3回戦進出を果たした。
>>ジョコビッチらウィンブルドン男子 組合せ<<>>シフィオンテクらウィンブルドン女子 組合せ<<1回戦では世界ランク206位のE・クアコー(フランス)相手に54本ものサービスエースを放ち勝利していたイズナー。この日も自身の武器であるサービスを中心に地元の声援を受けるマレーと対峙した。
第1セットでは2度のブレークチャンスを握られるもサービスを駆使し凌ぐと、リターンゲームで1度ブレークを奪い先行。第2セットでは互いにチャンスを手にできないままタイブレークに入るがここも勝ち取りセットカウント2-0と王手をかけた。
第3セットでも同じ展開となりタイブレークに突入。しかし今度はマレーに鋭いリターンを返されるなどで自身のサービスで思うようにポイントを獲得できず1セットを返されてしまう。それでも、第4セットでは10本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに76パーセントの確率でポイントを獲得。ブレークをゼロに抑えると、第5ゲームでこの試合2度目のブレークに成功し3時間23分の熱戦に終止符を打った。イズナーはこの日36本のサービスエースを放ち試合を通して1度もブレークを奪われなかった。
試合後の会見で37歳のイズナーは「今の年齢だと、この瞬間を楽しまなければいけない。あの試合後の雰囲気を考えると、僕のキャリアの中で最大の勝利のひとつだった。素晴らしいことだよ。アンディ・マレーという偉大なプレーヤーを相手にこれほどのプレーができたことは、僕にとって大きな達成感だ。彼はロッカールームにいる僕たち1人1人に大きなインスピレーションを与えてくれる存在で、彼がまだ近くにいることはとてもラッキーなことなんだよ」と語った。
試合の中で、マレーにどうやって逆転されないよう工夫したのか問われると「サーブを打ったね」とコメント。「それがすべてさ。彼が網を張って、僕をラリー戦の流れに巻き込む機会をあまり作られなかったと思う。もし、彼と何度もラリーをするようなことがあれば、うまくいくはずがないからね。今日はサーブがうまくいったから。彼に勝つにはそれが必要だったんだ」
イズナーは3回戦で第10シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは2回戦で世界ランク88位の
M・イメル(スウェーデン)を下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードの
C・アルカラス(スペイン)、第9シードの
C・ノリー(イギリス)、第22シードの
N・バシラシヴィリ(ジョージア)、第23シードの
F・ティアフォー(アメリカ)らが3回戦に駒を進めている。
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