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「1平方インチのこだわり、97平方インチは名品が勢揃い」

ギーク通信
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)
画像提供: ウインザー商事
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。

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100平方インチ、98平方インチのラケットは各メーカーに必ずあり、黄金スペック、シルバースペックと呼ばれ、打ちやすいラケットの基準になっています。98平方インチに比べ、たったの1平方インチ小さい97平方インチのラケットは、極端に少なくなります。

ヨネックスVコアプロ97D(320g、21mm)
ヨネックスVコアプロ97(310g、21mm)
プリンスファントムグラファイト97(315g、22.5-21.5-18.5mm)
ウイルソンプロスタッフRF97(340g、21.5mm)
ウイルソンプロスタッフ97(315g、21.5mm)
※プロスタッフ97L、プロスタッフ97ULは今回取り上げるカテゴリーから外れているので除外していてます。



発売が決まっているものがあり、プリンスファントムグラファイト97(300g、22.5-21.5-18.5mm)バボラピュアストライクVS(310g、21-22-21mm)
の2本が春に出ます。以上の7本のラケットに共通していることは、フレーム形状がボックス型で、フレーム厚が薄く、ウエイトが310g以上(300gのファントムグラファイト97のみ例外)のスペックだということです。



小さく、薄く、重たい三重苦のようなラケットですが、熱狂的に支持する人達がいるんです。

支持する理由は「フェース面積が小さいことで、スイートスポットとそうでないところがハッキリし、芯で捉えた感触がより気持ちいい打球感になります。スイートスポットを外した時のミスショットも自分のせいと納得がいきます」
「フレームが薄いことで、飛びを抑えることができ、自分の力加減で距離をコントロールできます。アウトの心配が減るので、安心してフルスイングできます」
「ウエイトが重たい方が、打ち負けることが少なくなり、打ち込んだ時も威力が増します。体力は必要になりますが、そのためにトレーニングをしています」

といったようなストイックな意見が大半です。

昔はこのようなスペックが当たり前でした。1980年代は、プロスタッフミッド85(345g、85平方インチ、17mm厚)を筆頭に、小さく、薄く、重たいのが当たり前でした。この頃の打ち方は、コンチネンタルグリップで、フラットに打つことが基本で、左足をネット方向に踏み出し、インパクトからネット方向に押すように打ち、フォロースルーは顔の前で左手でラケットを止めるように習いました。

もし、この頃の打ち方が抜けてない方は黄金スペック(100平方インチ、300g、26mm厚)は飛び過ぎてしまいまったく使えません。最近のプロの試合を見て、打ち方を真似しようとすると、手首や肘が痛くなって取り返しのつかない怪我につながる可能性があります。下半身の動き、上半身の捻りなど全てを真似できればいいのですが、腕の動きだけ真似してしまうと無理がきてしまうのです。

30年40年やってきたことは、無駄ではないので、コンチネンタルでも、フラットでもいいと思います。昔の打ち方で上手な方はいっぱいいます。ただし、その場合、フェース面積が97平方インチくらいのものをチョイスすると違和感なくプレーできると思います。ヨネックスVコアプロ97は、ラケットのしなりを感じながら押していけるので、フラットドライブ主体にバックハンドはスライス多めの方に合っています。パワーのある方は18×20のストリングパターンのVコアプロ97Dにチャレンジしてみてください。ボールが潰れる感覚が気持ちいいです。



ウイルソンプロスタッフ97は、がっしりとした打ちがごたえで、パンチがきいています。フラット系で攻めるストローカーやネットプレーヤーに向いています。プロスタッフRF97は、340gとかなり重たいのですが、バランス305mmでスイングウエイトも300前後なので、意外と使えます。ストロークとボレーは重さを利用してコンパクトに打っても威力が出ます。さすがに、サービスはやや大変ですが、スピンサービス以外は行けると思います。



プリンスファントムグラファイト97(315g)は、シャフトの根元からトップにかけて18.5mmから22.5mm厚になっており、やや先で打つと威力が出る設計になっています。スピン性能は97平方インチのグループの中でナンバー1です。97平方インチは使ってみたいけど、ウエイトが重たくてとおっしゃる方に朗報です。ファントムグラファイト97に300gが発売されます。早速打ってみました。

普通、同じモールドで軽量タイプは、打ち負ける、打球感が空っぽなどのマイナスがありますが、このファントムグラファイト97は、315gと300gに打球感の違いや打ち負け感の違いはほとんどありませんでした。300gを1年発売を遅らせた理由は、マイナス要因をなくすために時間がかかったのではないでしょうか。



バボラピュアストライクVSはまだ試打していないので、インプレはできませんが、きっとピュアコントロールを彷彿とさせてくれるのではないでしょうか。97平方インチは98平方インチよりたった1平方インチだけ小さいのですが、その1平方インチのこだわりが意味があるのですね。試打する場合は、第1印象に左右されないでください。じっくり打つとじわじわ良さが滲み出てきますよ。




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(2022年3月10日15時53分)

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