男子プロテニス協会のATP公式サイトは10日、昨年3月以来のツアー復帰を果たす元世界ランク12位の
B・チョリッチ(クロアチア)のインタビューを掲載。右肩の手術からの回復状態や、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)への意気込みなどが語られた。
>>チョリッチらBNPパリバOP組み合わせ<<>>大坂vsスティーブンス 1ポイント速報<<現在世界ランク167位のチョリッチは昨季、3月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、 室内ハード、ATP500)でベスト4に進出。その後肩の痛みによりツアーを離脱すると、5月に同箇所の手術を報告した。ツアーへの復帰は約1年ぶりとなる。
チョリッチはリハビリについて「ジムで数時間を費やしても、大きな改善は見られず、テニスができる状態ではないことを実感することもあった」と告白。
「僕は、テニスをするために全てをやっていたんだ。でも、時々、自分の報酬が来るのがわからなかったんだ。回復の過程は簡単ではなかったということ。すべてのエクササイズに、僕はあまり慣れていないんだ。ジムで何時間もかけて肩だけを鍛えるなんてね。手術の後はかなり痛むこともあったし、それに慣れる必要があった。簡単なことではなく、おそらく僕のキャリアの中で最もタフな部分だったね」
「ようやく良くなった。ここ数カ月は痛みもなくプレーできているし、ここ数年はそうじゃなかったから、明らかに僕にとってはすごく幸せな時期だよ。ツアーに戻れたこともとてもいい気分だ。友人や同僚に会っていなかったから、単純にとてもうれしい。全豪オープンにはエントリーしていたけど、直前で棄権してしまった。久しぶりの試合だから変な気分なんだ。少し違う感じはするけど、すぐに慣れるつもりだよ」
「ちゃんとサービスを打てるのは素晴らしいこと。僕の武器の1つだ。最大の武器とまではいかないまでもね。何度も何度も助けられたから、まだまだ努力が必要だよ。でも、この2カ月で始めたばかりだから、少しずつ、いずれはできるようになると思う。復帰するにあたって設定した目標はまったくなく『健康でいること 』だけ。結構みんなそう言うんだけど、僕の場合は健康でいること、テニスをすること、コートにいて楽しむことが本当に1番大事だと思うんだ」
チョリッチがBNPパリバ・オープンに出場するのは2019年以来3年ぶり6度目。最高成績は2018年時で、そのときは
R・バウティスタ=アグ(スペイン)や
T・フリッツ(アメリカ)、
K・アンダーソン(南アフリカ)らを下し4強入りを果たした。最後は準決勝で
R・フェデラー(スイス)に逆転負けを喫している。
今大会1回戦では世界ランク45位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。この試合の勝者は2回戦で第13シードの
D・シャポバロフ(カナダ)と顔を合わせる。
第1シードは
D・メドベージェフ、第3シードは、第4シードは
R・ナダル(スペイン)、第5シードは
S・チチパス(ギリシャ)、第6シードは
M・ベレッティーニ(イタリア)、第7シードは
A・ルブレフ、第8シードは
C・ルード(ノルウェー)。シード勢は1回戦免除のため2回戦から登場する。
また、第2シードとして出場予定だった
N・ジョコビッチ(セルビア)は棄権を発表し不出場となった。
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