男子テニスのメルボルン・サマーセット(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)は6日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が予選から出場した世界ランク104位の
R・ベランキス(リトアニア)を6-2,7-5のストレートで破って今季シングルス初戦を白星で飾るとともに、ベスト8進出を果たした。試合後の会見では新型コロナウイルスのワクチン接種問題でオーストラリアへの入国ができずにいる同1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)について私見を述べた。
>>大坂vsペトコビッチ 1ポイント速報<< >>大坂らメルボルン・サマー・セット1組み合わせ<<ひざの負傷のため昨年8月にツアーを離脱して以降 約5カ月ぶりのシングルス公式戦を白星で飾ったナダルは試合後の会見でジョコビッチについて質問を受けた。
ジョコビッチは17日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)出場のため、4日にオーストラリアに向け出発したが6日にオーストラリア国境警備隊(ABF)が入国要件を満たす適切な証拠を提出しなかったと発表。入国ビザが取り消され、全豪オープン出場が不透明な状況となった。
ナダルはこのことについて「起きていることは、誰にとっても良いことではない。正直なところ、僕は詳細を知らないからすべてについて明確な意見を持つことはできない。荒れた状況のようだけど、僕から言えるのはこの2年間パンデミックを経験し僕らは多くの困難を通ってきたということ。つまり、『オーストラリアの人々がこの件に非常に不満を持つのは普通のこと』ということだ。なぜなら、彼らは非常に厳しいロックダウンを何度も経験し、多くの人が家に戻ることができなかったから」と語った。
「もし、人々がワクチン接種が必要だと言うなら僕らはワクチンを接種しなければならない、ということだけ。 僕は新型コロナウイルスの陽性になった経験がある。2回ワクチンを接種もしている。ワクチンを打てば、ここでプレーするのに問題はないんだ。それ以外のことについては意見を言うつもりはないよ」
最後にナダルはワクチン接種の義務化やジョコビッチの考えについて思いを語った。
「ワクチン接種の奨励をすることはしないけど、物事にはルールがあり、もし接種したくないのであればいくつかのトラブルが発生する可能性がある。そして、この2年間のパンデミックで多くの人が亡くなっている。このパンデミックを止めるにはワクチンが唯一の方法である、というのが僕の考えだ」
「(ジョコビッチの現状については)もちろん今の状況は好きではない。ある意味彼に同情はしている。でも同時に、彼は何カ月も前からこの状況を知っていたのだからね。自分自身で決断したんだ」
メルボルン・サマーセット準々決勝でナダルは世界ランク61位の
A・ポピリン(オーストラリア)と同65位の
T・フリークスポール(オランダ)のどちらかと対戦する。
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