テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)11日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-0, 6-2, 7-5のストレートで下して4連覇、前人未到13度目のタイトル獲得を果たした。試合後の会見では世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスについて言及した。
>>YouTube 東京国際大学テニス部に潜入! 灼熱の炎天下で選手と対決<<今年の全仏オープンは新型コロナウイルスの影響で開催時期が5月から9月へ延期、使用球の変更、1日の観客動員数が1,000人に削減など、これまでとは異なる状況で行われた。
そのような状況で行われた全仏オープンでも、ナダルは全7試合でストレート勝ちをおさめ、13度目の大会制覇を成し遂げた。
「僕は馬鹿じゃないからわかる。世界的に見ても非常に悲しい状況だ。僕の今の気持ちを聞いてくれれば、それはもちろんとても幸せだよ。でも、その一方で世界中のほとんどの人にとって厳しい状況だ。だから、いつものような幸せではないね」
「大会には勝ったけど、僕は考えを変えていない。状況はまだ悲しい。僕らは練習ができ、スポーツができ、ツアーがあるという幸運に恵まれている。ATPやローラン・ギャロス、全米オープン、そして、このような非常に困難な状況下でイベントを開催するために多大な努力をしてくれたすべての人に感謝してもしきれない。そんななかで、世界の状況がどれほど厳しいものであるかを忘れてはいなかった。こんな状況が一刻も早く改善されることを心から願っている」
「疑問は人生の一部だ。いつも同じことを言っているけど、僕にとって疑うことは、自分のことをあまり良いと思っていないということを意味するから今後に向けては良いことなんだ。もちろん、今年は誰にとってもタフな1年だった。僕もこの大会に向けての準備は完璧ではなかったしね」
一方、敗れたジョコビッチは2016年以来4年ぶり2度目の全仏オープン制覇とはならならなかった。
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