HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は1日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第13シードのT・ハース(ドイツ)を6-1, 6-4, 7-6 (7-4)のストレートで退け、順当に準々決勝へ駒を進めた。
「彼(ハース)は常にタフな相手。この試合前に、彼とは芝での対戦の分が悪い事は知っていた。彼は芝のスペシャリストだし、バリエーションに富んだプレーをしてネットにも出てくる。とても厳しいチャレンジだったけど、本当に良いプレーが出来た。」とジョコビッチは、この日披露した自身のプレーを称賛していた。
元世界ランク2位で現在35歳のハースに対して、13本のサービスエースに加え、ストロークでも40本のウィナーを取る素晴らしいプレーをしたジョコビッチ。
「第1セットをあんなに簡単に取れるとは思ってもみなかった。でもその後、きっと彼は更に良いプレーをしてくるだろうと思っていたんだ。自分のテニスをしようと必死だった。サーブも良かったけど、大切なポイントでのリターンが良かった。第3セットはゲームカウント5-3とリードしてサービング・フォー・ザ・マッチでも30-0とリードしたのにそこからブレークを許してしまって、彼を生き返らせてしまったんだ。でもこうしてストレートで勝利を飾れて本当に良かった。」
と警戒していたハースにストレートでの勝利に安堵していたジョコビッチは、準決勝進出を懸けてB・トミック(オーストラリア)を7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 6-4, 6-4で下した第7シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と準々決勝で対戦する。
2011年に今大会で優勝しているジョコビッチは「彼(ベルディフ)とは2010年に一度だけこの大会で対戦していてそれが唯一の芝での対戦。その時は負けてしまったけど、今の自分は本当に良いプレーが出来ていると感じているんだ。2011年に優勝した時以上にね。自信を持ってコートに立っているし、このレベルを維持して行こうと思っている。次の試合も勝者なれる事を願っている。」と自身のプレーに手応えを感じていた。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
■関連記事■
《2年ぶりV狙う王者ジョコビッチが5年連続8強、35歳ベテラン撃破<ウィンブルドン>》
《「呪い」の1週目、フェデラーやナダルが餌食に<ウィンブルドン>》
《錦織「考えるだけでは勝てない」、次回は7月末の大会<ウィンブルドン>》
《大番狂わせ、ナダルに続きフェデラーも<ウィンブルドン>》
《完勝の王者ジョコビッチ、波乱には「十分な理由がある」<ウィンブルドン>》
この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(1) vs. ●T・ハース(13), 6-1, 6-4, 7-6 (7-4)
○A・マレー(英国)(2) vs. ●M・ヨージニ(ロシア)(20), 6-4, 7-6 (7-5), 6-1
○D・フェレール(スペイン)(4) vs. ●I・ドディグ(クロアチア), 6-7, 7-6, 6-1, 6-1
○T・ベルディフ(7) vs. ●B・トミック, 7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 6-4, 6-4
○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(8) vs. ●A・セッピ(イタリア)(23), 6-4, 7-6, 6-3
○J・ヤノヴィッツ(ポーランド)(24) vs. ●J・メルツァー(オーストリア), 3-6, 7-6, 6-4, 4-6, 6-4
○L・クボット(ポーランド) vs. ●A・マンナリノ(フランス), 4-6, 6-3, 3-6, 6-3, 6-4
○F・ベルダスコ(スペイン) vs. ●K・ド=シェッパー(フランス), 6-4, 6-4, 6-4
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.