女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は4日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が第2シードの
A・サバレンカを7-5, 4-6, 7-6 (9-7)の3時間11分に及ぶフルセットの死闘の末に破り、大会初優勝を飾った。試合後、シフィオンテクは「女子テニスは退屈だと今や誰が言うでしょうか」と口にした。
>>【動画】頂上決戦!シフィオンテクvsサバレンカ 異次元の戦い<<今大会の決勝は2年連続で世界ランク1位のシフィオンテクと同2位のサバレンカの頂上決戦に。昨年の決勝ではサバレンカが勝利し優勝を果たした。
迎えたこの日の決勝戦、序盤から一貫して両者ともに質の高いストロークを披露。互いに好プレーで要所を締め試合は1セットオールでファイナルセットへ。ファイナルセットでは両者1度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークをシフィオンテクが制し、3時間11分の死闘を制した。
この試合でシフィオンテクは35本、サバレンカは40本のウィナーを決めている。
試合後のオンコートインタビューでシフィオンテクは「女子テニスは退屈だと今や誰が言うでしょうか」と力強く観客に呼びかけると、観客からは大きな歓声が送られた。
試合後の会見でもシフィオンテクは女子テニスについて語った。
「もし男子と対戦することになれば確実に負けると思う。そういうことではない。2人の選手がお互いにどう対戦するかということだ。私たちは素晴らしい試合ができると思う」
「私は世界1位だけど、トップ10にいる選手たちをみてもあんなに激しい戦いができる。重要なのは人々にどのような感情をもたらすかだと思う。テニスのレベルを比較するのではなく、テニスを観たときに人々に何を与えるかを比べるべきだと思う」
「人々は女子テニスを観ることで多くのことを得ることができると思うし、興味深かったり、感動的なものになり得ると思う」
この日の両者の決勝はテニスのレベルもさることながら、意地と意地がぶつかり合う観るものの心を揺さぶる試合だった。
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