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女子テニスツアーのワルシャワ・オープン(ポーランド/ワルシャワ、賞金総額60万ドル、クレー)は17日に初日を迎えたが、悪天候で試合開始が遅れ、予定していた1回戦のほとんどが翌日へと順延となる中、第6シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)、昨年度覇者のA・ドゥルゲグ(ルーマニア)が2回戦進出を決めた。
先週のマドリッド大会では、2回戦で世界ランク2位だったC・ウォズニアキ(デンマーク)を破る金星を上げていたボンダレンコは好調を維持しており、この日も雨で濡れるコートにも関わらず、R・ビンチ(イタリア)を6-3, 6-1とわずか64分で一蹴した。
ビンチは各セット2度のブレークを奪われるなど、サービスキープに苦しむ展開。逆にボンダレンコはサーブが好調で、第1サーブで68%、第2サーブでも71%と高い確率でポイントを獲得し、危なげなく初戦突破を決めた。
妹で第7シードで出場のK・ボンダレンコ(ウクライナ)もこの日に1回戦を行ったが、ドゥルゲグの前に3-6, 1-6と姉妹揃って2回戦進出とはいかなかった。ドゥルゲグは自身唯一のツアー優勝を昨年の今大会で飾っていた。
昨年の今大会出場時は、世界ランク201位で予選から出場していたドゥルゲグだったが、あれよあれよと決勝戦へと勝ち進み、ボンダレンコ姉妹の姉であるアロナを下してツアー初優勝を飾った。大会後に発表された世界ランクで83位と一気にトップ100入りを果たし、今年は2連覇へ向けて好調なスタートを切った。
ドゥルゲグは「今日のコンディションは難しいものだったの。ボールは段々濡れて重くなるし、強打をするとボールがコートに穴をあけるんじゃないかって思うほど。カテリナはしばらく怪我でツアーを離れていての復帰戦だったけど、それでも素晴らしいプレーもたくさんあった。そんな中、こうして勝利を上げられて嬉しいわ。」と、試合を振り返っていた。
地元からの主催者推薦者同士の戦いとなったK・ピテールとM・ドマホウスカ(ポーランド)の1回戦は、6-7 (3-7), 6-4とドマホウスカが2セット目を奪い返したところで再び雨が降り出し翌日へと順延になった。
日本からはクルム伊達公子(日本)が本戦に出場している。火曜日に予定されている1回戦では、2番コートの第1試合でB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)と対戦する。その試合で勝ち上がるとアロナとの2回戦に進出する。
ドゥルゲグはT・バシンスキー(スイス)と予選勝者のI・ベグの勝者と準々決勝進出をかけて2回戦で対戦する。
今大会、上位2シード選手は1回戦が免除されている。第1シードはウォズニアキで、第2シードがE・デメンティエワ(ロシア)。以下、第3シードがN・リー(中国)、第4シードがM・バルトリ(フランス)と続く。
今大会の優勝賞金は、9万8500ドル。
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