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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
今年最後のグランドスラムとなるUSオープンは、大会4日目となる木曜日はシングルス2回戦などが行われた。
この日、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターの最大の注目は何と言ってもナイト・マッチで行われるA・アガシ(アメリカ)対M・バグダティス(キプロス)の一戦。今大会を最後に引退を表明している36歳のアガシにとって、第8シードのバグダティスとの試合は現役最後の試合になる可能性が高いからだ。
21歳のバグダティスは木曜日の午前中早めに会場に現れ、アーサー・アッシュ・スタジアムの第1試合開始前に簡単な練習を行った。もちろんバグダティスもその試合が今日の一番の注目試合になっているのは十分に承知している。
「今夜は、確実に僕は悪者だね。でも、最善を尽くして勝ちに行くよ。」と、アガシの最後の試合となっても勝ちに行く意気込みを語った。
月曜日のアガシの感動的な勝利の場でもそうだったが、今日も対戦相手バグダティスにとって最大の敵は満員の観衆とも言えそうだ。
このUSオープンで、これまで2度の優勝と4度の準優勝を誇るアガシは、月曜日のナイト・マッチでA・パベル(ルーマニア)を6-7(4-7), 7-6(10-8), 7-6(8-6), 6-2の接戦で下していた。ウィンブルドン開催中にこの大会を最後に引退を表明したアガシは、サービング・フォー・マッチを迎えた時、2万3千人の観客のスタンディング・オベーションに涙を堪えるのに必死だったと言う。
これまで8回グランドスラムでタイトルを獲得したアガシだが、バグダティスには苦戦は必至だろう。今季好調のバグダティスは全豪オープンで準優勝、ウィンブルドンでもベスト4進出を果たしている。1回戦でA・ヴァスケ(ドイツ)をストレートで下しているバグダティスは、ここUSオープンに関してはこれまで2度出場し、2回戦より勝ち上がったことがなく、初の3回戦進出に臨む。
昨日いち早く3回戦進出を決めた第9シードA・ロディック(アメリカ)に続き、以下の選手たちも2回戦を突破している。
第2シードのR・ナダル(スペイン)はL・オルナ(ペルー)を6-4, 4-6, 6-4, 6-2で下した。終止試合をコントロールして第1セットを先取したナダルだったが、第2セットではオルナが息を吹き返し、第2セットを取り返した。第3セットではナダル5-4のときにオルナがブレークチャンスを迎えるが、それを活かせずにセットを落とすと集中力を失った。第4セットの第3ゲームでブレークを奪ったナダルは、一気に攻め立て試合を手中に収めた。
第6シードのT・ロブレド(スペイン)と第22シードのF・ベルダスコ(スペイン)も3回戦進出を決めた。ロブレドはリー・ヒュンタクを3-6, 6-4, 6-3, 6-1の逆転で、ベルダスコはT・アルベス(ブラジル)を7-6(7-3), 6-4, 6-1で敗っている。ベルダスコはロディックと、ロブレドはS・ワウリンカ(スイス)とそれぞれ3回戦を行う。ワウリンカは、R.ソデルリングとの2回戦では、2セットダウンからの大逆転で勝ち上がっている。
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