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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
USオープン初日の月曜日、ナイトセッションを前に、同大会の会場となっているUSTAナショナル・テニス・センターが新たに「USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター」と命名されるに当たって、そのセレモニーが行われた。会場には、J・コナーズ(アメリカ)、J・マッケンロー(アメリカ)、C・エバート(アメリカ)らの歴代選手やV・ウィリアムズ(アメリカ)(左手首の故障により今大会を棄権)、M・ナブラチロワ(アメリカ)らが集い、USオープンでの13回を含む39個のグランドスラム・タイトルを誇るB・ジーン・キング(アメリカ)を祝った。
USTA(全米テニス協会)から同会場に彼女の名前を冠にしたいと連絡があったとき、「アーサー・アシュがスタジアムに命名されたときは、当然のことだと思ったわ。でも今度は自分がその身になると、そんなこと到底信じられなかった。」とキングも驚いたそうだ。
「サッカー、ソフトボール、バレーボール、バスケットボール、この辺で私はコンサルタント業でもやっておけばよかったわ。だってみんな私のところに相談に来るんだもの。」と、冗談交じりで語るキングは、テニスに限らずあらゆるスポーツにおいて、また社会においての女性の地位向上に努め、様々な方面から厚い信頼を得ている。
当然、現役のトップテニス選手たちもキングを慕い、今回の命名について喜びを表明している。S・ウィリアムズ(アメリカ)も、「自分のことのように嬉しいわ。彼女ほどテニスを愛している人、そしてテニスを知り尽くしている人もこの世にいないわ。彼女とテニス界で一緒に活躍できたのは、自分の誇りだと思う。」と大喜びしている。
同センターは公共のテニスクラブとしては世界最大の規模を誇る。「アメリカの皆さん、あなた方はみんなこの施設のメンバーなんですよ。365日毎日皆さんのために開いていますよ!」と、もっと広くテニスが普及する思いを込めて、キングは語りかけた。
また、将来的には各スタジアム名に企業が冠につく可能性もあると語った。これまではUSTAは歴代テニス選手名を冠にすることを優先していたが、「今回だって私の名前をつける代わりに、企業に命名権を売れば、6億円くらいにはなっていたはずよ。」と、キングは実業家としても長けた側面を覗かせた。
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