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(イタリア、ローマ)
テレコム・イタリア・マスターズ(賞金総額265万ドル、クレー)は土曜日準決勝が行われ、世界ランク1位で第1シードのR・フェデラー(スイス)が、第3シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)を6-3, 3-6, 7-6 (7-5)のフルセットで下し、辛くも決勝進出を決めた。
ジュニア時代からライバルとして戦ってきたフェデラーとナルバンディアン。この試合までの対戦成績は、6勝4敗でナルバンディアンが一歩リードしており、昨年11月のツアー最終戦マスターズカップ決勝でもフルセットの末ナルバンディアンが勝利を収めていた。
この日は、序盤ブレーク合戦となるが、先にフェデラーがリズムをつかみサービスキープに成功すると、そのまま第1セットを6-3で先取する。先行されたナルバンディアンは、ラケットを叩きつけるなど感情的になるも、徐々に落ち着きを取り戻し、本来の緩急織り交ぜた伸びのあるストロークでフェデラーをベースラインに釘付けにすると、そのまま第2セットを奪い返しセットオールとする。迎えたファイナルセット、両者一歩も譲らぬ展開でゲームはタイブレイクに突入。どちらが勝ってもおかしくない展開ではあったが、わずかなチャンスを確実に決めたフェデラーが最後は2時間42分の大熱戦を制し、決勝進出決めた。
ハードコートに比べ、クレーコートを苦手とするフェデラーは、この日、38本のウィナーを放ったものの、同時に50本のミスも犯しており、決勝に向け、不安の残る試合となった。一方のナルバンディアンは、ウィナー34本に対しミスが53本だった。フェデラーは現在ツアー13大会連続決勝進出中だが、次は天敵のR・ナダル(スペイン)と対戦する。
昨年同大会で2つめのマスターズシリーズ優勝を果たしたディフェンディング・チャンピオンのナダルは、現在フェデラーに対して4勝1敗、今季も2勝0敗とリードしている。ナダルは準決勝で同じく19歳のG・モンフィス(フランス)を6-2, 6-2で一蹴して決勝進出を決め、クレーコートでの連勝記録を52に伸ばしている。これまでの最高記録は1977年にG・ビラス(アルゼンチン)がうち立てた53連勝で、その偉業まであと1勝と迫っている。また今大会で連覇を成し遂げたのは、1995年~96年のT・ムスター(オーストリア)が最後で、久しぶりの大会連覇にも期待がかかる。
王者との決勝対決に向けてナダルは、「世界1位が必ず勝つとは限らない。ただ言えるのは、もし僕が100%の力でプレー出来れば、必ず勝つということさ。」と強気の発言をみせた。
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