昨年準Vの「プレッシャー感じる」

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キャスパー・ルード
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、男子シングルス4回戦が行われ、第4シードのC・ルード(ノルウェー)が世界ランク35位のN・ジャリー(チリ)を7-6 (7-3), 7-5, 7-5のストレートで破り、2年連続のベスト8進出を果たした。

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昨年の全仏オープンで準優勝を飾った24歳のルードは先月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)とジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーヴ、レッドクレー、ATP250)で4強入りし今大会に臨んだ。

1回戦では世界ランク155位のE・イメル(スウェーデン)、2回戦で同153位のT・ティランテ(アルゼンチン)、3回戦で同71位のジャン・ジジェン(中国)を下して、4回戦に進出している。

両者は3度目の顔合わせで、直近は先月のジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーヴ、レッドクレー、ATP250)準決勝で対戦しており、その時ルードは6-3, 6-7 (2-7), 5-7の逆転で敗れた。

この試合、10本のサービスエースを決めるなど、ファーストサービスが入った時に71パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは5度のミニブレークに成功し、3時間20分で雪辱を果たした。

試合後の会見で昨年の決勝でR・ナダル(スペイン)と対戦した時と比べて、今のテニスのレベルはどうかと聞かれると「昨年は、ローマの準決勝とジュネーブの決勝を経験したこともあり、どの試合も自由にプレーし、プレッシャーもなかったと思う。もし早く負けたら家に帰るよ」とコメント。

「でも今年は、最終的なポジションを守らなければならないので、明らかにプレッシャーを感じている。そのことはずっと頭から離れない。他の大会ではあまり良い成績を残せていないので、どの試合でも、勝てる試合やランキングのポイントを獲得できる試合は今年の残りを占う上で重要だと思う」

「だから、今年は、特に早い段階でプレッシャーを感じるようになった。でも、同時にとてもアグレッシブにプレーする相手と対戦することが多く、彼らは速くプレーして僕にリズムを与えてくれない」

「次の試合はベースラインからもう少しプレーできるようになると思うし、この試合とは少し違ったゲームになると思う。誰が相手でもタフな試合になると思うのでそれに備えて準備し、自分のプレーを発揮できるようにしたい」

勝利したルードは準々決勝で第6シードのH・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは4回戦で第23シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)を7-6 (7-3), 3-6, 6-4, 1-6, 7-6 (10-7)のフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第22シードのA・ズベレフ(ドイツ)、世界ランク49位のT・M・エチェベリー(アルゼンチン)がベスト8へ駒を進めた。

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(2023年6月6日13時02分)
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