最後のウィンブルドンは初戦敗退

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クヴィトバ
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は1日、女子シングルス1回戦が行われ、元世界ランク2位のP・クヴィトバ(チェコ)は第10シードのE・ナバロ(アメリカ)に3-6, 1-6のストレートで敗れ、初戦敗退。現役生活最後のウィンブルドンで白星をあげることはできなかった。

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35歳で世界ランク572位のクヴィトバは、2011年、2014年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝、2019年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では準優勝を飾っており、ツアー優勝は31度を誇る。

昨年7月に男児を出産し、今季からツアーに復帰したクヴィトバは、先月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)で復帰後初白星を挙げたが、その他の試合は敗れており復帰後は1勝7敗と苦戦していた。

先月19日にSNSを通じて、今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)をもって現役生活に幕を下ろすことを明かしていたクヴィトバ。過去2度の優勝をおさめたウィンブルドンは今大会が最後の出場となった。

1回戦、クヴィトバは積極的なネットプレーを見せ、計9度ネットへ。そのうち8度でポイントを獲得するなどナバロを翻弄したものの、6本のダブルフォルトが響き5度のブレークを許した。自身は1度のブレークに抑え込まれ、1時間で力尽きた。

試合後にコート上でセレモニーを行ったクヴィトバは「もう少し長くプレーできれば、と思うこともある。でも、もう1度、ここでプレーするチャンスを得たことは、私にとって大きな意味があることです。この場所には、私が望む最高の思い出があります。ウィンブルドンで優勝するなんて夢にも思わなかったし、2度も優勝したから、これはとても特別なこと。ウィンブルドンが恋しくなるのは確かだと思います。テニスができなくなるのは寂しいし、ファンもいなくなるのは寂しいけど、人生の次の章に進む準備はできています」と語り、コートを後にした。

勝利したナバロは2回戦で世界ランク46位のV・クデルメトバと対戦する。クデルメトバは1回戦で同307位のジュー・リン(中国)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第7シードのM・アンドレーワや第8シードのI・シフィオンテク(ポーランド)らが初戦を突破した一方で、第2シードのC・ガウフ(アメリカ)や第3シードのJ・ペグラ(アメリカ)、第5シードのジェン・チンウェン(中国)らが1回戦で姿を消している。


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(2025年7月2日7時53分)
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