引退の38歳が王者に惜敗「泣いた」

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フォニーニ
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間1日(現地6月30日)、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク138位のF・フォニーニ(イタリア)は第2シードのC・アルカラス(スペイン)に5-7, 7-6 (7-5), 5-7, 6-2, 1-6のフルセットの死闘の末に敗れ初戦敗退となった。

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38歳で今季での引退を表明している元世界ランク9位のフォニーニが同大会に出場するのは2年連続15度目。過去7度の3回戦進出が最高成績となっている。

最後のウィンブルドンの1回戦は、同大会2連覇中の王者アルカラスとの顔合わせに。第1セット、フォニーニは終盤の第11ゲームでブレークを奪われ先行される。

第2セットは、フォニーニが両者1度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークをものにし1セットオールに追いつく。

続く第3セット、両者2度ずつブレークを奪い合ったなかで、フォニーニは第12ゲームで3度目のブレークを許し、セットカウント1-2と後がなくなる。

それでも第4セット、第4ゲームからフォニーニは5ゲーム連取に成功し、2セットオールとする。

しかしファイナルセット、フォニーニは第2ゲームでブレークポイントを握られると、最後はネット際での接近戦をアルカラスにものにされ先にブレークを許す。フォニーニはさらに第4ゲームでもブレークを奪われ、4時間37分の死闘の末に初戦敗退となった。

観客からの万雷の拍手を浴びて会場を後にしたフォニーニは、試合後の会見でロッカールームで泣いてしまったと明かした。

「本当に感動した。正直に言うと、ロッカールームで泣いてしまった。僕が泣いたんだ。だって、彼(アルカラス)と5セットも戦うなんて思ってもいなかったからね」

「ここまでの道のりは全く予想外だった。今年は怪我の後、本当にひどいプレーをしていて、多くの試合で勝てなかった」

また、フォニーニは「ウィンブルドンに、そしておそらくテニス界に別れを告げるには、これが最高の方法だと思う。今はそう思っている」と語り、これが最後の試合になる可能性も示唆した。

一方、勝利したアルカラスは2回戦で予選勝者で世界ランク733位のO・ターベット(イギリス)と対戦する。ターベットは1回戦で予選勝者で同503位のL・リーディ(スイス)を下しての勝ち上がり。


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(2025年7月1日18時16分)
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