テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日に男子シングルス4回戦が行われ、第3シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク94位の
JP・ヴァリジャス(ペルー)を6-3, 6-2, 6-2のストレートで下し、14年連続17度目の8強入りを果たした。試合後の会見では、トップ選手としてのドローの見方や集中力維持の方法を語った。
>>ジョコビッチ、西岡ら全仏OP組み合わせ<<2016年と2021年の王者である36歳のジョコビッチ。今大会は1回戦で世界ランク114位の
A・コバチェビッチ(アメリカ)、2回戦で同83位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)、3回戦で第29シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)をいずれもストレートで下し、4回戦進出を決めた。
この日、第1セット序盤4ゲームを連取したジョコビッチは、第5ゲームで1度ブレークを返されたものの挽回は許さず先行する。
第2セット、ファーストサービス時に100パーセントポイントを獲得したジョコビッチは相手にブレークポイントを与えず、リターンゲームでは2度のブレークに成功。危なげなく2セットアップとする。第3セットもファーストサービス時に82パーセントと高い確率でポイントを獲得したジョコビッチは、ブレークポイントを与えることなく、自身は2度のブレークを果たし、1時間57分で17度目のベスト8進出を決めた。
準々決勝では第11シードの
K・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは4回戦で世界ランク48位の
L・ソネゴ(イタリア)をセットカウント3-1で下しての勝ち上がり。
試合後の会見でジョコビッチは「僕の関心はすでに次の試合に向いている。つまり、準々決勝のハチャノフだ。ここでの僕の目標はわかっている。もちろん、あまり遠くを見ないように、精神的に安定させたいと思っているんだ。今日の試合はとても自信になった。だから、次の試合が楽しみだ」とコメント。
続けてジョコビッチは、ビッグトーナメントでの自身の立ち位置、そしてドローの見方について明かした。
「常にトップの選手を見ていくことが必要だ。自分の意識の半分でも何でもいいけど、トッププレーヤーがどのようなプレーをしているか、もちろんみんなのプレーを見て分析している。基本的には、ドローで何が起こっているのかを追うことになるね。でも、ほとんどのは明らかに自分に集中している。コート上で何をすべきか、どのようなパフォーマンスをすべきか、どのように勝利を勝ち取るか」
「次の試合に勝つためにどうすればいいのか。それは、次のステップのためだけだ。そのことだけを考えている。でも、もちろん、他の人たちが何をしているかということも意識しているよ」
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)や第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)が8強入りを決めている。
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