チョリッチV「タフだった」

ゲッティイメージズ
優勝を果たしたチョリッチ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は21日、シングルス決勝が行われ、世界ランク152位のB・チョリッチ(クロアチア)が第4シードのS・チチパス(ギリシャ)を7-6 (7-0),6-2のストレートで破り、「ATPマスターズ1000」初優勝を飾った。試合後には「今年1番のプレーができたと思う」と語った。

>>W&Sオープン、チョリッチの勝ち上がり<<

昨年5月に右肩の手術を行い、今年3月に復帰したチョリッチ。その後は6月のエミリア・ロマーニャ・オープン(イタリア/パルマ、レッドクレー、チャレンジャー)で優勝するなど着実に調子を取り戻してきていた。

今大会は1回戦で世界ランク33位のL・ムセッティ(イタリア)、2回戦で第2シードのR・ナダル(スペイン)、3回戦で第15シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)、準々決勝で第7シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、準決勝で第9シードのC・ノリー(イギリス)を破り決勝に進出。決勝は過去1勝1敗のチチパスとなった。

決勝戦、チョリッチは7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得。チチパスのブレークを1度に抑えると、自身はリターンゲームで3度のブレークに成功し、1時間57分でタイトルを手にした。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチョリッチのコメントが掲載されている。

「とても、とてもタフな試合だった。最初はあまり良いプレーができず、彼(チチパス)が僕を激しく攻めてきたんだ。でも、サーブが良くなってきて、プレーも良くなり、ハードに戦えるようになった。そして第2セットでは、今年1番のプレーができたと思うよ」

「ここにいないけど、両親と妹、そしてチームに感謝したい。僕らにとってはとてもタフだった。僕のフィジカルコーチ、もし彼がいなかったらコートに立っていなかっただろう。そしてもちろん、テニスのコーチのメイトにもね。僕らは一生懸命に働いてきて、今ここにいるんだ」

敗れたチチパスは4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来となる「ATPマスターズ1000」のタイトル獲得とはならなかった。




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(2022年8月22日10時03分)
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