男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は日本時間11日(現地10日)、シングルス2回戦が行われ、第12シードのD・メドベージェフは世界ランク85位のA・ウォルトン(オーストラリア)に7-6 (7-0), 4-6, 1-6の激闘の末に逆転で敗れ、初戦敗退となった。気温と湿度が非常に高い過酷なコンディションの中で行われたこの試合、チェンジコート時にメドベージェフがベンチ横の飲み物用冷蔵庫に頭を突っ込み、クールダウンを試みる場面があった。
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29歳で世界ランク15位のメドベージェフは2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で優勝を飾るなど、ハードコートを得意としており、自身も「ツアーがハードだけがいいかと聞かれたら『イエス』と答えると思う」と語っていた。
そのメドベージェフが同大会に出場するのは9年連続9度目で、2019年には優勝を果たしている。今大会はシード勢が1回戦免除のため、メドベージェフはこれが初戦となった。
26歳のウォルトンとの顔合わせとなった2回戦は、気温と湿度が非常に高い過酷なコンディションの中で行われた。第1セットは両者1度ずつブレークを奪い合う展開で突入したタイブレークをメドベージェフが制し先行する。しかし、第2セットでは第3ゲームで3度のブレークポイントを活かせず、自身は第10ゲームでブレークを許し、セットカウントは1-1となる。
そして迎えたファイナルセット、メドベージェフはサービス時のポイント獲得率が41パーセントにとどまり、2度のブレークを許す苦しい展開に。1-4で迎えたチェンジコートでは、ベンチ横の飲み物用冷蔵庫に頭を突っ込み、クールダウンを図る場面もあったが、そのまま流れを引き戻せず敗退。試合後は足を投げ出してコートサイドの椅子に座り、水のボトルを手に虚ろな表情でコートを見つめる姿が見られた。
一方、勝利したウォルトンは3回戦で第22シードのJ・レヘチカ(チェコ)と対戦する。レヘチカは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場したT・ボイヤー(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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